ニュース 2019.04.24. 14:30

磯山さやかさんが語る東京対決「やっぱりラミちゃんかな」

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ヤクルトファンとして知られている「ショウアップナイター応援団」の磯山さやかさん

熱烈なヤクルトファンからのエール


 首都“TOKYO”では、10連休となるGWの前後に、「平成最後と、令和最初の、東京対決。」と銘うたれた『オープンハウス TOKYO シリーズ 2019』が行われる。

 今年で5年目を迎える「TOKYOシリーズ」は、東京に本拠地を置く両チームの対戦を通し、東京のスポーツシーンを盛り上げていく毎年恒例の企画。奇しくも今年は、4月23日(火)~25日(木)に明治神宮野球場で行われるヤクルト-巨人戦は、“平成最後”の「東京対決」で、5月10日(金)~12日(日)に東京ドームで行われる巨人-ヤクルト戦は、“令和最初”の「東京対決」となる。

 その「東京対決」を前に、かつてヤクルトの公認女子マネージャーを務めるなど、ヤクルトファンとしても知られる「ショウアップナイター応援団」の磯山さやかさんに、平成の東京対決や、新時代“令和”に向けて期待したい選手について語ってもらった。


負けていてもまだ大丈夫って思わせてくれる


――ここまでのセ・リーグをふり返ってみていかがですか?
スワローズファンとしては、すごく嬉しい順位(※4月14日に取材)。好調ですし、毎日が楽しいです(笑) セ・リーグ的には心配な部分もありますけど、まだ2週間くらいですからね。やっと始まったという嬉しさのほうが大きいです。


――スワローズの滑り出しはいかがですか?
毎年のようにスワローズ打線は強力だと言われますけど、今年も健在。点をとらないわけないでしょ!っていうくらい安定感のある打線ですし、投手陣は開幕前から「ちょっと大丈夫?」って心配されていましたけど、ベテランの石川雅規投手もすごく粘って投球してくれていますし、外国人投手にも勝ち星がつき、五十嵐投手も勝利を挙げた。上々ですね(笑)

私は1983年生まれなんですけど、同世代の寺原投手もスワローズに入ってきてくれた。私の年代からすると、日大三高の近藤投手と日南学園の寺原投手。あのとき(2001年)の甲子園のヒーローなわけですよ! その2人がスワローズにいるというのがもう、最高です! しかもちゃんと活躍してくれている。青春を思い出す感じですね(笑)

ベテラン勢が頑張ってくれているのは、やっぱりうれしい。一方で若手が育ってないなんて思われがちですけど、塩見選手とか村上選手とか若手も育ってきている。ファンにとってはいたれりつくせりな嬉しいシーズンですね。あとはケガ人が増えないことを祈るばかりです。




――色々な世代のヤクルトを味わえる
私が(SWALLOWS BASEBALL L!VEという番組の)中継をやっていた2005年、2006年のときに200安打を記録した青木選手がメジャーから帰ってきてベテランになり、小川監督も「違う人みたい」って言っていましたけど、チームを背負う、若手を引っ張るという覚悟みたいなものを見せてくれている。当時は引っ張られる存在で、若手という勢いも相まって、チームより個人みたいな感じもしていたんですが、いまはチームのために徹してくれているので、私から見ても違う人みたいでおもしろいですね。


――チームの雰囲気も良さそうですね
そうですよね。アットホームな雰囲気を持っている素敵なチームですけど、やっぱり負けがこむと、おとなしくなりがちな印象があった。だけど、精神的な支柱である青木選手の存在が大きいのか、負けているときでも「まだ大丈夫。頑張ろう」って前向きになるのが目に見える。

宮本ヘッドコーチの存在も大きいと思います。小川監督も安心して隣にいるように見える。現役時代から厳しい指導を若手にされている方だったので、(選手との間に)溝ができたりしないのかなと心配な部分もあったんですけど、そんなこともなく、厳しい指導もしながら、勝った時、打った時のベンチでの笑顔(笑) スワローズを愛していることが伝わってきます。

コーチ陣をはじめ、首脳陣の方たちは選手のために頑張ってくれる人たちが多い。石井琢朗コーチとかも選手を鼓舞するのが上手な方なので、チームの雰囲気は、毎試合がピークなくらい良いですね(笑)




――昨日(4月13日の巨人戦)も逆転勝利(4-5の7回にバレンティンが逆転3ランを放ち、そのままヤクルトが11-6で勝利)でしたね
負けていてもまだ大丈夫って思わせてくれるチーム状況がすごいなって思います。昨日も途中からだったんですけど、仕事から帰ってきてTVをつけたら、バレンティンが3ランでイェーイって(笑)。バレンティン選手もまだスワローズのために頑張ってくれていて嬉しい。

――Twitterで叫んでましたね(笑)
叫んでました(笑) バレンティーーーーーン! コーーーーーコーーーー!って(笑) やっぱり嬉しいです。同い年くらいなので。1年目は外国人らしさというか、どこかマイペースなところがあったのが、首脳陣、小川監督、宮本ヘッドコーチが「それじゃダメなんだよ」っていうのを徹底的に教えこんで、あたかも昔から日本でプレーしてましたみたいな感覚でやってくれている。まだ外野にフライが飛んだときに心配なときはありますけど(笑)



――4月23日から平成最後の東京シリーズが神宮球場で、5月10日から令和最初の東京シリーズが東京ドームで行われますが、ヤクルトファンにとってジャイアンツはどういう存在ですか?
やっぱり昔から、勝ちたい! 同じ東京で負けたくない! という思いもあります。東京シリーズって言われているほどですし、ヤクルトも「東京ヤクルトスワローズ」って、「東京」を冠しているというプライドもある。

ほかのチームよりも負けたくないという思い、勝ってほしいという思いはありますね。順位的にも東京のチームが(上位で)盛り上がっているというのが嬉しいです。ジャイアンツは昔から強いイメージ、強くあってほしいというチームなので、意識はするかもしれないです。

子どもの頃はプロ野球をあまり見たことがなく、(出身が)茨城だったので、地上波で流れる中継はジャイアンツ戦が多かった。原監督も含めて、いまコーチになられている方たちが現役の時代を父が見ていたので馴染みはありますね。知ってる選手は多かったかなと思います。




――スワローズファンからみた今年の巨人は?
開幕前はちょっと大丈夫かな? みたいな。毎年思うんですけどね(笑) ジャイアンツって補強がすごい。強くて当たり前でしょっていう補強をするんですけど、たまにそれがうまくいかないときもあるじゃないですか。今年はどうなんだろうっていうのはありましたね。

とはいえ、菅野智之投手は絶対的なエースっていうのがあって、やっぱり強い。キャッチャーもめちゃくちゃいてどうするんですか?って感じで見ていたんですけど、投手によってバランスよくやっていたり、羨ましいところもありますね(笑) お互いにいい順位なので、東京シリーズは盛り上がると思います。


――記憶に残る「平成のジャイアンツ戦」をうかがいたいのですが?
夢か幻かと思ったCS(クライマックスシリーズ)のノーヒットノーランですかね…(笑)まさかまさかっていう感じでしたけど。菅野投手は本当にすごかった。

記憶が一瞬とんだくらい…スワローズファンはみんなそうだと思うんですけど、そんなことあったっけってくらいだった(笑) もちろん、すごく悔しかったですよ。スワローズの方が順位は上でしたから。でも、菅野投手すごい。日本のエースだ!って思わせられてしまった。

それくらい素晴らしかったですね。あんな試合をCSでできちゃうっていうか、見せてくれてありがとうっていうくらい衝撃的でした。菅野投手だからっていうのもあると思いますけどね。また違う投手だったら違った思いになると思うんですが、日本のエースっていう意地を見た感じがします。




――ほかに記憶に残っているシーン、名勝負っていうのはありますか?
この試合っていうよりも、ヤクルトで頑張ってくれた外国人選手がみんなジャイアンツに行ったんですよ…。ラミレス選手もそうですし、グライシンガー投手とか、ゴンザレス投手とか、けっこう主力級がいなくなって、けっこうショッキングだった。球団や選手が決めたことなので仕方がないことではあるんですけどね。

その中でもやっぱりラミちゃんかな。ラミレス選手が移籍したあとの最初の試合は、なんかスワローズファンも構えるというか(笑) でも陽気なラミちゃんの人柄もあって、みんながジャイアンツのラミレス選手を温かく迎えた。あのときの雰囲気というのはスワローズってやっぱりファンも素敵だなと改めて思った瞬間でした。

まだ全然人もいなくて、神宮もジャイアンツファンが多かったりして寂しい時代ではありましたけど、これこそチームカラーだよって思いました。ラミちゃんもラミちゃんでイェイ!みたいにおとぼけていて。グライシンガー投手もゴンザレス投手もそうですけど、あれは初めての経験だったので印象にはありますね。




――磯山さんにとって平成のスワローズを代表する選手は?
私はもう宮本慎也さんが大好きなので、いまはヘッドコーチですが、宮本さんですかね。プロ野球はこの十数年しか見てないですけど、ショートが好きだったっていうのもあります。土橋さんと宮本さんとか、いぶし銀の二遊間。本当にうまかった。難しい打球も簡単に捕る技術、魅せる技術じゃなくて、簡単そうに捕る技術が宮本さんはずば抜けて上手かった。ほんとうに惚れてしまうくらいの守備だったので、ずーっと現役でいてほしいと思っていました。

宮本さんは、WBCの日本代表や北京オリンピックのときも。首脳陣と若手の間に入って、時には嫌がられるような役割も担って、ベテランとして引っ張っていく。本人は悪者になろうとなんて思ってなかったと思うんですけどね。そういう素晴らしさがあった。ジャイアンツの川相さんもそうですけど、自己犠牲がさり気なくできる選手っていうのが多かった気がします。


――それでは、令和という新時代に向けてイチ押しの若手選手は?
今年のスワローズの若手はめちゃくちゃ頑張っている。個人的には全員ですけど、メディア的にも盛り上がっているのは村上選手。ワクワクさせてくれる選手でもありますし、令和を代表する選手、日本を代表する選手にこれからなってほしいので、もっともっと力をつけてほしい。今シーズン一軍でずっと頑張って、自信をつけて、スワローズの主力を何年も守ってほしいっていう期待できる選手ですね。



あとは、やや伸び悩んでいる感じもする廣岡選手にも頑張ってほしいなって思います。なんか川端選手に似ている感じなんですよ。身長的にも、あのガッツある感じもそうなんですけどね。すごくチャンスがあって、チャンスを活かすときもあるんですけど、まだ活かしきれないほうが多い。結果が全てのスポーツだからこそ、今年はプレッシャーに負けずに頑張って欲しいですね。

女子的にも好かれる選手だと思うんですよ(笑) スラッとしていて端正な顔立ちなので。そういうところでもスワローズのイケメン枠を守ってほしい(笑) 顔になる選手(笑)廣岡選手には注目してるんですが、ずっと一軍にいてほしいのもあるし、二軍で経験を積んでほしいっていうのもある。うーん、悩みますね(笑)


――それだけ有望な若手が多いということですよね?
素晴らしいですよね。これもザ・スワローズ。二軍からみんな実力をつけて、コーチ陣も監督も見ているので上げ方も上手ですし、一二軍の入れ替えのタイミングも上手。だからこそ選手たちも頑張ろうと思う。若手はベテラン陣が頑張っているから、そこに追いつこう、追い越そうとする。とくに塩見選手は外野に入るのが大変。雄平選手にインタビューした際に「負けてられない」っていうことを言っていた。いまは、すごくバランスが良いんだろうなと思います。



宮本慎也選手が引退するときは、「ベテランをもっと大事にして」っていう思いが若干あったんです。若手が育ってくるのは嬉しいけど、ちょっと嫌だっていうのもあって。ただ、今は若手が育ってくるのが楽しみでもありつつ、ベテランと言われている選手たちは、私と同世代。ですから、私も頑張るし、みんなの頑張りが私の力にもなる。30代中盤、頑張ろう!って希望が湧きます(笑)

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