○ オリックス 2x - 1 ロッテ ●
<4回戦・京セラD大阪>
オリックスが令和初勝利をサヨナラで決めた。延長10回、代打・伏見が値千金のサヨナラ打。8回1失点だった先発・山本の好投も光った。
オリックスは初回、3番・小島の内野安打などで一死一、三塁の好機を作ると、4番・吉田正の投ゴロの間に先制。しかし2回以降は、ロッテ先発・岩下の前に凡打の山を作ってしまった。それでも1-1で迎えた延長10回、二死から7番・大城が四球で出塁すると、西村監督は8番・若月に代え、代打・伏見をコールした。
すると一走の大城が、すかさず二盗に成功。伏見はロッテ4番手・酒居の6球目に食らつくと、打球は鋭い左前打となり大城は頭からホームへ滑り込んだ。セーフの判定にロッテ・井口監督はリクエストを要求したが、検証結果は判定通り。オリックスのサヨナラ勝利でゲームセットとなった。
先発の山本は「毎回のようにヒットを打たれてしまったが、粘って最少失点だったことはよかった。しかし、終盤にホームランで追いつかれてしまったことが、とても悔しい」と、8回に被弾したソロにより白星を手にできなかったが、防御率を「1.38」とし、サヨナラ劇を呼び込んだ。9回以降は増井、沢田が無失点リレー。10回に二死満塁のピンチを凌いだ沢田が2勝目(1敗)を手にした。
ロッテの連勝は4でストップ。こちらも先発・岩下が7回1失点と力投するも援護がなかった。得点は5番・レアードの9号ソロによる1点のみ。10回は4番手の酒居がサヨナラ打を浴び今季1敗目(1勝)を喫した。