● タイガース 0 - 13 エンゼルス ○
<現地時間5月9日 コメリカ・パーク>
エンゼルスの大谷翔平選手が9日(日本時間10日)、敵地でのタイガース戦に3試合連続「3番・指名打者」でスタメン出場。初回の復帰後初安打が決勝適時打となり、2安打1打点、計3出塁の働きでチームを大勝に導いた。
雨の影響で53分遅れで始まった試合。エンゼルスは初回、タイガースの先発左腕・カーペンターに対し先頭・フレッチャーの左前打、続くトラウトの四球で無死一、二塁の好機を作ると、続く大谷が先制打となる右前適時打を放った。これが復帰後10打席目にしての初安打。大谷らしい痛烈な一打だった。
5-0で迎えた3回の第2打席は、再びカーペンターの2球目を強振。これが「大谷シフト」で遊撃手の定位置付近いた三塁手・カンデラリオを強襲する内野安打となった。第1打席に続く痛烈な2打席連続安打。マルチ安打は223日ぶりとなった。
5回の第3打席は空振り三振、7回の第4打席はニゴロに倒れたものの、8回の第5打席は四球で出塁。この日は5打席を消化し、4打数2安打1打点、1四球1三振の内容。打率は.182となった。
昨季終了後の10月1日に右肘内側側副じん帯の再建術(トミー・ジョン手術)を受け、7日(同8日)にメジャー復帰した大谷。前日までの2試合では4三振を喫するなど9打席連続安打だったが、復帰後10打席目の安打は決勝打となった。
エンゼルスは、打線が5本塁打含む16安打13得点と爆発。3回に6号ソロを放った5番・プホルスは、メジャー3人目の通算2000打点を達成した。投げては2番手のペーニャが7回無失点で2勝目(1敗)。投打が噛み合い敵地で大勝した。