ストライク先行のピッチング
左太もも裏の違和感で登録抹消中の楽天・岸孝之投手が17日、イースタンリーグの西武戦に先発登板。ストライク先行のピッチングで西武打線を翻弄し、7回を無失点に抑えて降板した。
3回無失点という内容だった5月12日の前回登板から中4日、ウェルファムフーズ森林どりスタジアム泉での一戦に先発した岸は、初回を三者凡退で終えると、2回には一塁手・内田の失策で出塁を許すも、出塁した戸川の盗塁を阻止し、結果的に3人で交代。続く3回も2つの三振を奪って三者凡退とし、上々の立ち上がりを見せた。
4回以降も、きちんと制球されたストレートとカーブ、チェンジアップ、スライダーなどで常にストライクを先行させながら西武打線を翻弄する。4回二死から3番・斉藤彰吾に初被安打となる中前安打を許すも、盗塁を試みた斉藤彰を女房役の太田光が刺して交代。5回以降もマウンドに上がった岸は、6回、7回を三者凡退で終え、83球、被安打2、奪三振7、与四死球0、無失点という内容だった。
セーフティバントの処理でも素晴らしいフィールディングを見せるなど、一軍復帰へ向けて視界は良好。則本昂大と岸孝之という二枚看板を欠きながら熾烈な上位争いを演じている楽天に、頼もしい右腕が戻ってこようとしている。
▼ 岸孝之の投球内容
<1回>
1番 綱島:三飛
2番 西川:三ゴロ
3番 斉藤彰:空振り三振。
<2回>
4番 川越:二ゴロ
5番 佐藤:見逃し三振
6番 戸川:一塁失策
7番 鈴木:戸川の盗塁死
<3回>
7番 鈴木:見逃し三振
8番 呉 :一ゴロ
9番 斎藤誠:空振り三振
<4回>
1番 綱島:空振り三振
2番 西川:右飛
3番 斉藤彰:中安
4番 川越:斎藤が盗塁死
<5回>
4番 川越:空振り三振
5番 佐藤:二ゴロ
6番 戸川:一安
7番 鈴木:遊ゴロ
<6回>
8番 呉 :二ゴロ
9番 斎藤誠:捕邪飛
1番 綱島:投ゴロ
<7回>
2番 西川:二ゴロ
3番 高木渉:空振り三振
4番 川越:遊ゴロ