● ヤンキース 1 - 2 レイズ ○
<現地時間5月18日 ヤンキー・スタジアム>
ヤンキースの田中将大投手が18日(日本時間19日)、本拠地でのレイズ戦に先発登板。6回3安打無失点と好投し4勝目の権利を持って降板したが、チームはその後逆転負け。0.5差だったレイズに再び首位の座を奪われた。
7回1失点で3勝目を挙げた12日(同13日)の前回登板と同じく、この日も首位を争うレイズ戦。投げ合う相手も2戦連続で、昨季のサイ・ヤング賞左腕スネルだった。
田中はこの日も制球力が抜群。初回は3者連続三振と最高の立ち上がりを見せた。2回は二死からバックの失策と内野安打でピンチを招いたが、最後は8番・アダメズを見逃し三振斬り。3回も丁寧な投球でゼロを刻んだ。
打線が1点を先制したあとは、4回、5回と2イニング連続3者凡退。6回は二死から二塁打を許し、次打者にも痛烈なセンター返しを打たれたが、この打球は田中の右足に当たり打球は一塁前へ。一塁手・ボイドがそのままベースを踏み無失点を継続した。
打球を受けた影響もあり、田中は6回88球、3安打6奪三振無失点で降板。6回1失点だったスネルにまたしても投げ勝ち、防御率を3.09とした。
ヤンキースは7回から継投に入ったが、2番手・カンリーが先頭打者に同点被弾。田中の白星はこの時点で消滅した。打線は4回以降追加点を奪えず試合は延長戦へ。11回に6番手のセサが決勝点を許しホームで競り負けた。
ヤンキースの連勝は4で止まり、レイズが再びア・リーグ東地区首位に。打球直撃の影響が心配された田中は、「右脛骨(けいこつ)の打撲」であることが球団から発表された。