○ 広島 3 － 1 中日 ●
＜11回戦・マツダスタジアム＞

　広島が今季最長の9連勝を達成。貯金を8とし、首位の座をガッチリと守った。

　広島は緒方監督が、父・義雄さんの死去に伴いチームから一時離脱。この試合は高ヘッドコーチが監督代行を務めた。

　指揮官不在のなか、開幕投手の大瀬良が快投。右腕は初回を3者凡退で終えると、2回から3回にかけ6者連続三振をマークした。中盤以降も安定感抜群の内容で5回までパーフェクト投球。6回一死の場面で初被安打を許したが、この回もゼロを刻んだ。

　3点リードの7回、二死から連打を浴び1点を失ったが、終盤以降も球威は衰えず完投勝利。9回91球、3安打1失点の快投で4勝目（2敗）を挙げ、1完封含む今季の3完投すべてが中日戦となった。

　打線は2回、敵失の間に1点を先制。5回は二死から5番・西川が中前打で出塁し、続く女房役の会沢が4号2ランを右翼席へ運んだ。

　中日はまたしても大瀬良に完投を許し、これで3戦3敗。先発・ロメロは5回3失点（自責点2）で3敗目（3勝）を喫した。