ロッテのドラフト5位ルーキー・中村稔弥【撮影日=2019年2月7日】

◆ 中日戦でプロ初登板・初先発

 6月17日の中日戦でプロ初登板・初先発を果たしたロッテのドラフト5位ルーキー・中村稔弥は、一軍のマウンドを目指しファームで腕を振っている。

 ツーシームとスプリットを武器にする左腕は、開幕を二軍で迎えた。二軍戦では、4月9日の楽天戦から25日の巨人戦にかけて3連勝。4月を終えた時点で3勝0敗、防御率1.45と抜群の安定感を誇った。

 5月に入ってからは二軍の先発ローテーションの一員として、5月16日の日本ハム戦から6月11日の楽天戦まで4試合連続でQS(6回3自責点以内)をクリア。特にこの間は29回2/3を投げて、自責点はわずかに2、防御率0.61と圧巻の投球内容だった。

 そして6月17日の中日戦で、プロ初登板・初先発のチャンスが巡ってきた。「試合に入るまでの準備は、二軍でやってきたように入りました。またマウンドでは、田村さんの配球をそのまま出せるようにやりました」。中村稔は初回、1番・井領雅貴を三飛、2番・阿部寿樹を三直、3番・大島洋平を一邪飛と三者凡退に抑えると、中日打線を3回までパーフェクトに抑えるピッチング。

 しかし2-0の4回、先頭・井領に内野安打で出塁を許すと、大島、ビシエド、藤井淳志に適時打を打たれるなどこの回だけで4点を失った。5回は三者凡退に抑えたが、6回に先頭の大島に死球を与えた後、ビシエドに適時打を打たれ、ここで降板。プロ初登板は5回0/3を投げて、5安打、3奪三振、2四死球、5失点で、敗戦投手となった。

◆ 課題克服に励む

 プロ初登板を経て中村稔は、「(プロ初登板で)課題点はたくさんありましたし、自信になったところもたくさんありました」と振り返る。

 二軍に戻ってからは、小野晋吾二軍投手コーチと面談。中村稔は「一軍で出た課題について話ができました」と話し、「変化球の精度であったり、ランナーを出してからの投球が課題なので、ひとつひとつ練習して二軍の実戦で試して、一軍でチャンスをもらったときにはそれを出せるようにと思っています」と決意を述べた。

 ロッテの先発事情は、石川歩が現在一軍登録を抹消され、ローテーションの枠が1つ空いている状況。また、7月2日のオリックス戦から10日の日本ハム戦にかけて9連戦、さらにはオールスター明けも、8月10日の西武戦から18日のオリックス戦にかけて9連戦がある。大型連戦が控えており、どこかで先発の機会が訪れる可能性は十分にある。いつ一軍から呼ばれてもいいように、課題克服に励んでいきたいところだ。

取材・文=岩下雄太

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