左腕エースはパMVPとの対戦を希望
『マイナビオールスターゲーム2019』の監督選抜選手が7月1日に発表となり、DeNAからは今永昇太投手と神里和毅選手が選ばれた。
今回の選出を受け、今永は「いつかは選ばれたいと思っていたので、非常に光栄。感謝しています」、神里は「まさか選ばれると思っていなかったので、ビックリしています。感謝しています」と共に感謝の気持ちを伝えた。
今永は「(普段は)コンビネーションで抑えていくピッチャーなんですけど、唯一真っ向勝負できる場所なので、真っ向勝負を」と語り、パ・リーグで対戦したい選手については「交流戦でも対戦した山川選手(西武)。前回は変化球ばかりだったので、まっすぐで打ち取れたら」と、昨季のリーグMVPでもある主砲との直球勝負を宣言した。
また、今永は「ペナントレースとは違い、結果度外視で個人個人が対戦できる場所。ファンが純粋に野球を楽しむためにも、まずは僕らが楽しみたい。わかりきってるところでストレートを投げたりしたい。ワクワクしている」と語り、待ちきれない様子。話を聞いてみたい選手には、「バックドアのスライダーや真っすぐで見逃しをとれて、要所での失投も少ない」と評する大瀬良大地投手(広島)の名前を挙げ、「ベイスターズの代表でもあり、素晴らしい選手の中で起用させてもらえる。色んなことを吸収して、自分のためにも、チームのためにも精一杯やりたい」と意気込みを語った。
一方、「スピード感のあるプレー」を自らのアピールポイントに挙げた神里は、「素晴らしい選手ばかりなので、どのピッチャーとでも対戦したい」とコメント。対戦したい選手に関しては明言を避けたが、話を聞いてみたい選手に関しては「西川選手(日本ハム)」と、圧倒的な盗塁成功率を誇るパ・リーグのスピードスターの名前を挙げた。
さらに、「周りはすごい選手ばかり。しっかりと聞けることは聞いてそれを生かしたい。楽しんでやりたい」と夢舞台を心待ちにしていた。
今永は4年目、神里は2年目でともに初出場。今永はここまでハーラートップの8勝(3敗)、奪三振数109もトップで、防御率もリーグ2位の成績(2.27)。神里もシーズン途中から”1番センター”の座を手中に収め、打率も3割をキープ(.306)と、堂々たる成績を残している。球宴の舞台を経て、ハマのエースとリードオフマンが一回り大きくなることに期待したい。
▼ 今永昇太(投手)
14登板:8勝3敗 防御率2.27
▼ 神里和毅(外野手)
打率.306(278-85)6本 22打点 9盗塁
取材・文=萩原孝弘(はぎわら・たかひろ)