○ 日本ハム 9 - 1 西武 ●
<13回戦・札幌ドーム>
日本ハムが快勝。連敗を6で止め、勝率を5割に戻した。巨人からトレードで加入した宇佐見真吾捕手が、移籍後初安打を含む3安打2打点をマークした。
日本ハムは2回、4番・中田、5番・王の連打で無死一、二塁の好機を作ると、6番・渡辺が適時二塁打を放ち先制。さらに「7番・指名打者」で出場した宇佐見も右越えの適時二塁打で続き、2-0とリードを広げた。その後も、8番・清水、9番・石井が連続適時打をマークし4-0。さらに1番・西川の左前打で無死満塁となり、2番・杉谷の3点適時二塁打で西武先発・高橋光をノックアウトした。
打者一巡し、中田の遊ゴロの間に8点目。日本ハムはこの回、高橋光に4連続適時打含む8連打を浴びせ、一挙8点のビッグイニングとした。4回は宇佐見の右前適時打で9点目。宇佐見は3回の第2打席にも左前打を放ち、4打数3安打2打点の大活躍。猛打賞は巨人時代も含めプロ入り後初となった。
投げては先発の加藤が5回無失点で4勝目(4敗)。本拠地で快勝し、今季ワーストの連敗を6で止めた。
試合後は宇佐見が、緊張した面持ちでお立ち台に上がった。「自分が来てから連敗していた。勝ててよかった」と安堵の表情。最後は「ジャイアンツから移籍して来ました宇佐見です。これからチームのために頑張るのでよろしくお願いします」と自己紹介で締めた。
宇佐見は6月26日、出戻りとなった吉川光夫とともに、鍵谷陽平、藤岡貴裕との交換トレードで日本ハムに加入。これが早くも3試合目の出場となり、この日は指名打者として打力をアピールした。