「昨日夜に電話がかかってきたのでビックリしたんですけど、やってきたことをやろうと思いました」。
ロッテの永野将司が9日、今季初昇格を果たした。
今季ここまでファームで過ごしていた永野だが、ここ最近は素晴らしい直球を投げ込んでいる。
きっかけは清水直行二軍投手コーチのアドバイスだった。
「コントロールが去年よりも乱れ、四球が多くなってきているので、コントロールを意識してスピードが出なくなったことを清水コーチから言われました。お前のよさは荒々しいというか、腕を振ったまっすぐが速いからどこにくるか分からない怖さがあるから、荒れていていい」と助言をもらったという。
「そう言われて、6月26日の巨人戦から腕を振っていこうと思って、巨人戦、DeNA戦、楽天戦、清水コーチから言われた直後の3試合はまっすぐで空振りが取れだしている。多少ボールになっても、腕を振ったときは空振りが取れると思いました」。
7月6日の楽天との二軍戦では、5回一死二、三塁からマウンドにあがると、「ブルペンではいつも通りだったんですけど、ランナー二、三塁というピンチだったので、荒れてもいいから腕を振ろうと思いました」とオコエ瑠偉、吉持亮汰をオールストレートで二者連続空振り三振に仕留め、ピンチを脱した。この日は2回2/3を投げて、2つの四球を与えたが、0安打、5つの三振を奪った。
ストレートのスピードも「チャートを見たら社会人ぶりに154キロが出ました」と吉持、岩見に自己最速の154キロをマーク。「プロに入ってから一番よかった。その感覚を忘れないようにしたい」と本人も納得のストレートが投げられたようだ。
楽天戦でも2回2/3を投げたように、ファームでは短いイニングだけでなく、ロングリリーフの練習を積んできた。「球自体はいいと思うので、あとは制球力がたまに乱れたりするので、そこは集中して低めを意識してやっていきたい」と永野。清水コーチからは「四球を意識せず、強く腕を振って自分らしさを出してこい」と送り出されたという。清水コーチの助言で取り戻したストレートを一軍のマウンドでぶつける。
取材・文=岩下雄太
ロッテの永野将司が9日、今季初昇格を果たした。
今季ここまでファームで過ごしていた永野だが、ここ最近は素晴らしい直球を投げ込んでいる。
きっかけは清水直行二軍投手コーチのアドバイスだった。
「コントロールが去年よりも乱れ、四球が多くなってきているので、コントロールを意識してスピードが出なくなったことを清水コーチから言われました。お前のよさは荒々しいというか、腕を振ったまっすぐが速いからどこにくるか分からない怖さがあるから、荒れていていい」と助言をもらったという。
「そう言われて、6月26日の巨人戦から腕を振っていこうと思って、巨人戦、DeNA戦、楽天戦、清水コーチから言われた直後の3試合はまっすぐで空振りが取れだしている。多少ボールになっても、腕を振ったときは空振りが取れると思いました」。
7月6日の楽天との二軍戦では、5回一死二、三塁からマウンドにあがると、「ブルペンではいつも通りだったんですけど、ランナー二、三塁というピンチだったので、荒れてもいいから腕を振ろうと思いました」とオコエ瑠偉、吉持亮汰をオールストレートで二者連続空振り三振に仕留め、ピンチを脱した。この日は2回2/3を投げて、2つの四球を与えたが、0安打、5つの三振を奪った。
ストレートのスピードも「チャートを見たら社会人ぶりに154キロが出ました」と吉持、岩見に自己最速の154キロをマーク。「プロに入ってから一番よかった。その感覚を忘れないようにしたい」と本人も納得のストレートが投げられたようだ。
楽天戦でも2回2/3を投げたように、ファームでは短いイニングだけでなく、ロングリリーフの練習を積んできた。「球自体はいいと思うので、あとは制球力がたまに乱れたりするので、そこは集中して低めを意識してやっていきたい」と永野。清水コーチからは「四球を意識せず、強く腕を振って自分らしさを出してこい」と送り出されたという。清水コーチの助言で取り戻したストレートを一軍のマウンドでぶつける。
取材・文=岩下雄太