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再昇格後は出塁率.500のロッテ・平沢大河

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ロッテ・平沢大河(C)Kyodo News

前半戦は苦戦


 ロッテの平沢大河は、7月21日に再昇格を果たすと、8月15日の日本ハム戦で2安打2打点をマークするなど、再昇格後は打率.360、6打点、7四球、出塁率.500の活躍を見せている。

 高卒3年目の昨季は、外野の守備に挑戦し、シーズン後半からライトのレギュラーで出場するなど自己最多の112試合に出場。打率は.213だったが、出塁率は.302、5本塁打、32打点と成長した姿を見せた。

 さらなる飛躍が期待された今季だったが、ヒットを1本も放つことができないまま、4月21日に一軍登録を抹消。すぐにチャンスが訪れる。ショートのレギュラー・藤岡裕大が5月21日のオリックス戦で右足を負傷。『右大腿二頭筋肉離れ』により一軍登録を抹消され、平沢は再び一軍昇格を果たした。「チャンスですし、しっかり僕が出て貢献できればなと思います」と意気込んだが、ここでもアピールすることができず、6月14日に再び二軍落ち。

 平沢はファームに降格してからも打撃面では、6月の打率が.146(41-6)、7月も打率.000(11-0)と苦戦。7月19日にロッテ浦和球場で行われた四国IL選抜との試合前練習では、「短く持ってコンパクトに振ろうかなと思ってやっていました」とバットをいつもより短く持って、打撃練習するなど試行錯誤していた。それでも、同練習試合で2本の安打を放った。

7試合連続出塁中


 再び一軍に昇格したのが、四国IL選抜との練習試合から2日後の7月21日だった。一軍の試合前練習中に藤岡が足を痛め、7月20日に『右大腿二頭筋損傷(Ⅱ度)』と診断され登録抹消。

 再昇格後は三木亮がショートのレギュラーとしてスタメン出場していたが、その三木も8月7日のソフトバンク戦で左手に死球を受けて『左第4手骨打撲』と診断された。

 平沢は翌8日のソフトバンク戦に『9番・ショート』で先発出場すると今季初のマルチ安打をマーク。同試合から5試合連続安打を放った。14日の日本ハム戦で連続試合安打はストップしたが四球を選び、現在7試合連続出塁中だ。

 ここ最近の平沢は、振り遅れの空振りが少なくなり、インコースのボールもファウルで粘り、ボール球に手を出さなくなったように見える。

 平沢は現状の自身の打撃について「ちゃんとボールは見れていますし、ボール球を振っていないことはいいことじゃないかなと思います」と自己分析。

 打撃のなかで意識していることについて問うと、「体の内側を使って打つというのを意識しています」と教えてくれた。体の内側を使って打つことで、「無駄な動きが少しずつなくなっている」と感じているようだ。

 インコースの難しいボールをファウルできているのも、それがひとつの要因だという。「あそこ(インコース)をファウルにできればだいぶ違うと思うので、ファウルでなんとか食らいついていければなと思います」と話した。

 大村打撃コーチも平沢について「空振りが少なくなってきているかな。ボールを呼び込んで、引きつけて打てている」と評価し、「内容のある打席が増えてきた。1球1球に良い悪い、1球1球の打席のなかで修正している姿もある。試合中の微調整もできているよね」と見ている。

 前半戦は打撃で思うような結果を残すことができず苦しんでいたが、それでもバットを一心不乱に振り続けてきた。ここへきて状態をあげ、さらにショートのレギュラー格の故障で、一気にレギュラーを奪うチャンスが訪れた。「変わらず結果を出せればなと思います」と平沢。今後のプロ野球人生を占う上でも大事な夏となっている。

取材・文=岩下雄太
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