ニュース 2019.08.25. 17:15

「捕・外少ない」「遊撃手ばかり」も心配なし! 侍ジャパン・U-18代表メンバーを展望 ~野手編~

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韓国で行われる国際大会に挑む侍ジャパンU-18代表

高校野球の夏はまだ終わらない!


 令和元年、元号が変わって最初の夏の甲子園が8月22日に閉幕。今年は大阪代表・履正社が3年ぶり4度目の出場で初の栄冠を掴んだ。

 甲子園が終わると夏もひと段落…という印象もあるが、球児たちの戦いはまだ終わらない。ひと息つく間もなく、8月30日からは『第29回 WBSC U-18 ベースボールワールドカップ』が韓国の機張(キジャン)で開催される。


 かつては『AAA世界野球選手権大会』として行われていた国際大会であり、今年で29回目。ただし、日本としてはこの世代にとっての最大の目標といえる夏の甲子園とほぼ同時期の開催だったため、不参加だった時期もあった。

 そういった事情もあり、これまでに日本チームの優勝はない。最高成績は2013年・2015年の準優勝となっており、前回2017年は清宮幸太郎(現日本ハム)、安田尚憲(現ロッテ)らを擁してカナダに乗り込むも3位という結果に終わっている。

 悲願の世界一へ、今年こそ…。期待と注目が集まる大会について、ベースボールキングではYouTubeチャンネルで配信した「第101回 夏の甲子園 振り返り!」のなかで有識者に展望をお願いした。

 詳細は上のリンクか、下部の動画プレイヤーへ…と言いたいところだが、今回はその一部を記事として公開。ここでは、野手陣についての会話の中から気になるところをピックアップした。


▼ 侍ジャパンU-18代表・野手メンバー
<捕手>
10 山瀬慎之助(星稜/3年)☆
22 水上 桂(明石商/3年)☆

<内野手>
1 森 敬斗(桐蔭学園/3年)
2 武岡龍世(八戸学院光星/3年)☆
3 石川昂弥(東邦/3年)
5 韮澤雄也(花咲徳栄/3年)☆
6 遠藤 成(東海大相模/3年)☆
7 坂下翔馬(智弁学園/3年)☆
8 熊田任洋(東邦/3年)

<外野手>
21 鵜沼魁斗(東海大相模/2年)☆
24 横山陽樹(作新学院/2年)☆

☆=夏の甲子園出場選手


「史上最強メンバー集結?侍ジャパン・U-18代表メンバーを展望 ~投手編~」 はコチラ


内野7人中6人は本職・遊撃!?

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<ゲスト紹介>
・西尾典文(野球ライター)
・菊地選手(野球ライター)
・メイデン古茂田(孝行球児/お笑い芸人)
・得コータロー(孝行球児/お笑い芸人)
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◎ 野手陣は捕2:内:7:外2という陣容になっていますが…

古茂田:内野も7人中6人がショートだ!と話題になってましたね。

菊地:たしかに石川選手以外は自チームではショートを守っていますね。ただ、4月に行われた代表の候補合宿では、韮澤選手や熊田選手はセカンドの練習もしていましたし、坂下選手は去年の春はセカンドを守っていましたね。

西尾:守れて、そして器用な選手が多いですよね。

菊地:そうなんです。甲子園で登板もあった遠藤選手は下級生の頃にサードで出たりもしてましたし、あと武岡・森の両選手は4月の合宿ではセンターに入ったりもしてましたね。各選手が複数のポジションをこなせるよう、いろいろなオプションを試していた印象があります。


◎ では、あまり心配することではないと

菊地:ショートの選手に偏っている、という点はあまり気にしなくてもいいのかなと。逆に、この中で誰がショートのポジションに就くのかという部分は気になりますよね。

西尾:僕は熊田選手なのかなと。守備は本当に上手いですし、これだけの選手がいるなかでも選んだということはショートで使うのかなと思って。

古茂田:石川くんとの東邦コンビで三遊間があるかもですね!

菊地:心配な点を挙げるとすると、西尾さんとも少し話したんですが、ファーストを誰がやるのかなという。

西尾:そうですね。意外と軽視されがちというか…。

菊地:なんとなく誰でもできる、誰がやってもいいみたいに思われがちなんですけど、実は仕事は多いんですよ。

西尾:バント処理とか、重要な局面で効いてくるものがあったりしますしね。

菊地:フォーメーションに関わってきて、牽制もいっぱい受けるわけです。また、今回良い内野手が揃っていますけど、彼らが思いきったプレーをするためにはファーストの技量って大事ですよね。ハンドリングでうまく拾ってくれるかどうかという部分は本当に大きいです。

古茂田:内野手目線で言わせていただくと、佐々木朗希くんにファーストやってほしいですよね。

:的がでかい!(笑)

西尾:たしかに、大きくてハンドリングが良い選手がいいですもんね(笑)


◎ それはそれで見てみたい気もしますが…(笑)

:いろいろなポジションができる選手が多い分、登録上の捕手や外野が少なくなっているということなんですね。

西尾:そういうことですね。捕手についても、外野の横山選手はキャッチャーできるんですよね。キャッチャーだけという選手を3人選んでしまうと枠の関係で厳しくなってしまうので、ということですね。

菊地:投手の方でも、おそらく佐々木・浅田・前・西・宮城・奥川あたりの選手は野手でも…という考えがあるでしょうね。

西尾:「一塁・西」とかはありそうですね。あとは宮城の外野とかも。


◎ いろいろなオプションが考えられるだけに、投手同様その起用法に注目ですね!


▼ 『甲子園ふりかえり&U-18・W杯展望』動画・全編はコチラ!


※U-18・W杯展望は「59:20頃」から
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