西武一筋18年目の偉業

　西武の栗山巧は30日、メットライフドームで行われているソフトバンク戦に「5番・指名打者」で先発出場。2回裏の第1打席で千賀滉大からライト線への二塁打を放ち、これが通算1806本目の安打。石毛宏典氏が持つ球団最多安打記録に並んだ。

　栗山は1983年9月3日生まれの35歳。育英高から2001年のドラフト4位で西武に入団すると、そこから西武一筋でプレーすること18年。2007年以降は毎年100試合以上の出場を果たしており、今季もこの日が103試合目の出場だった。

　その瞬間が訪れたのは、ソフトバンクとの天王山・初戦の第1打席。1点を追う2回裏、先頭で打席に入ると、千賀が投じた初球の変化球をフルスイング。思い切り引っ叩かれた打球は低いライナーでライト線を破り、栗山は二塁まで到達した。

　高卒でのプロ入りからレオ一筋で戦ってきた仕事人が打ち立てた金字塔。徐々に近づいてきたさらなる大台に向けて、ミスターレオの今後から目が離せない。


▼ 西武・通算安打ランキング
1位　1806本　石毛宏典
1位　1806本　栗山　巧
3位　1738本　伊東　勤
4位　1446本　高倉照幸
5位　1443本　中村剛也
6位　1439本　松井稼頭央
7位　1380本　中島裕之
8位　1353本　清原和博
9位　1282本　玉造陽二
10位 1280本　豊田泰光

※西武所属での本数