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「1試合1試合が勝負」覚悟を持ってマウンドに上がるロッテ・小島和哉

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ロッテの小島和哉[撮影日=2019年2月11日]
 「1試合1試合が自分にとって勝負の試合というか、今後の立ち位置が決まってくると思うので、その1試合1試合を全力でやることを心がけています。あとは自分に勝ちがつかなくても、しっかり試合を作りリリーフ陣につなぐのが先発の役目。そこは自分の役割だと思ってやっていますね」。

 ロッテのドラフト3位ルーキー・小島和哉は、チームに勝ちをもたらすため、全力で敵チームの打者に立ち向かっている。

 開幕ローテーション入りを果たした小島だったが、プロ初登板・初先発となった4月4日の西武戦、2回、7被安打、4与四死球、8失点とホロ苦いデビュー戦となった。翌日に一軍登録を抹消され、再昇格を目指しファームで腕を振った。

 プロデビュー戦で4与四死球、ファーム降格後も与四死球の数が多く、制球に苦しんでいるように見えた。

 「春先は際どいコースで勝負しようと思ってやっていたんですけど、ゾーンでしっかりファウルとか空振りを取れないと長いイニングを投げられないと思った。そこで二軍で小野さん、清水さん、大隣さんとたくさん話をして、ゾーンで勝負していける意識でまっすぐの精度をあげていきました」。

 5月以降はファウルでカウントが取れるようになり、ストライクが先行し与四死球の数が減少。特にファームで指導を受けた清水直行コーチには「いつも自分のことについて強制じゃなくて、“こういうことがあるんじゃない?”と言ってくださる。自分の中で“これはいいな”、“これは違うかもな”というのもありますし、取捨選択を自分でしろよと言ってくれる。自分と中村が二軍にいたときは、毎日清水さんと面談じゃないですけど、聞きにいったりしていた。そういったことが成果につながっていると思います」と感謝した。

 一軍で4度目の先発となった8月3日の楽天戦で6回を無失点に抑えると、続く14日の日本ハム戦でプロ初勝利を手にした。この登板以降は、先発ローテーションに加わり、中6日でマウンドに上がっている。8月は4試合、24回を投げて2勝1敗、防御率1.88とファームで取り組んできた成果を出した。

 清水二軍投手コーチは一軍で好投を続ける小島について「小島もそうだし、東妻、中村稔弥もそうだけど、カウントが不利になって勝負できないじゃなくて、バッターと勝負できるところにもっていけている。そういうところが、少しずつ結果が残せているんじゃないかなと思います」と分析した。

 チームは現在3位楽天と1ゲーム差の4位。クライマックスシリーズ出場に向けて、負けられない戦いが続く。「自分の登板はあっても残り3試合。ただ3試合だと思わずに、常に最終戦だと思って、一人一人を打ち取っていきたいと思います」。18時15分から行われる日本ハム戦の予告先発となっている小島。今夜の登板で勝利すれば、チームは8月7日以来の貯金生活となる。熱いマリーンズファンの声援を受け、全力で日本ハム打線に立ち向かっていく。

取材・文=岩下雄太
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