メッツのアロンソ

◆ ルーキー豊作のナ・リーグ

 9月に入り、海の向こうメジャーリーグもレギュラーシーズンはいよいよ大詰め。地区優勝・ポストシーズン争いが激しさを増してくるなか、“個人の戦い”というところにもスポットが当たる時期になってきた。

 近年のメジャーリーグの傾向として、若手の有望株がメジャーに昇格してすぐに結果を残すというパターンが目立つ。今季はそれが特に顕著で、なかでもナショナル・リーグの新人王争いは近年まれにみる大混戦となっている。

 まずは本塁打王争いを演じているメッツのピート・アロンソ。現在44本塁打はコディ・ベリンジャー(ドジャース)と並ぶリーグトップの数字で、この夏にはルーキーながらオールスターゲームのアトラクション「ホームランダービー」を制するなど、1年目からその名を全米に轟かせている。

 ルーキーの本塁打王と言えば、わずか2年前の2017年にアーロン・ジャッジ(ヤンキース)が輝いているが、ナ・リーグに限れば1906年までさかのぼる。アロンソには実に113年ぶりの偉業達成がかかっているのだ。

 さらに、アロンソには打点王の可能性も残っている。現在の打点数は104でリーグ6位も、トップのフレディ・フリーマン(ブレーブス)とは10点差。まだ20試合以上を残しており、逆転も不可能ではない。

◆ 最大で4人にタイトル獲得の可能性!

 アロンソに負けじと首位打者争いの方に参戦しているのが、パイレーツのブライアン・レイノルズだ。現在のところ、ナ・リーグの打率部門トップはアンソニー・レンドンの.338。レイノルズは.331で堂々の2位につけており、逆転を虎視眈々と狙っている。

 これまでにルーキーで首位打者に輝いた選手と言えば、1964年のトニー・オリバと2001年のイチロー、この2人だけ。オリバとイチローはともにア・リーグで首位打者に輝いた選手であり、もしレイノルズが首位打者のタイトルを手にすれば、ナ・リーグでは史上初の快挙ということになる。

 また、どうしても野手の方に目が行きがちだが、投手の個人タイトル争いでも2人のルーキーが奮闘中。ブレーブスのマイク・ソロカはルーキー離れした投球術で防御率2.53をマーク。リーグトップの柳賢振(ドジャース)は2.35で、その差は僅かだ。球宴後に限れば柳が3.72とやや打ち込まれているのに対し、ソロかは2.70と安定した投球を継続中。逆転の可能性は十分にあるだろう。

 最後に、カージナルスのダコタ・ハドソンも忘れてはいけない存在だ。昨季は中継ぎとして26試合に登板したが、新人王の資格は持ったまま。今季はここまで14勝を挙げており、トップを走るスティーブン・ストラスバーグ(ナショナルズ)とは2勝差。防御率は3.53、「純粋な投手個人の能力を図る指標」として提唱されているFIPも5.00と投球内容自体はなかなか褒められたものではないものの、勝ち運をうまく味方につけている印象だ。

 このように、最大で4人のルーキーにタイトル獲得の可能性がある今季のナ・リーグ。新人王争いの行方とともに、どのルーキーが個人タイトルを獲得するのかにも注目が集まる。

文=八木遊(やぎ・ゆう)

【八木遊・プロフィール】
1976年、和歌山県出身。大学卒業後、某スポーツデータ会社に就職。プロ野球、MLB、NFLの業務などに携わる。野茂英雄と同じ1995年に渡米。ヤンキース全盛期をアメリカで過ごした。日本にファンタジーベースボールを流行らせたいという構想を持ち続けている。

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この記事を書いたのは

八木遊

1976年、和歌山県で生まれる。地元の高校を卒業後、野茂英雄と同じ1995年に渡米。ヤンキース全盛期をアメリカで過ごした。米国で大学を卒業後、某スポーツデータ会社に就職。プロ野球、MLB、NFLの業務などに携わる。

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