ニュース 2019.09.06. 21:50

侍U18、守備乱れ決勝進出遠のく…2度のリード守れず韓国にサヨナラ負け

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開催国・韓国に敗れ、決勝進出が厳しくなったU18日本代表
○ 韓国 5x - 4 日本 ●
<9月6日・スーパーラウンド>

 韓国・機張(キジャン)で開催中の『第29回 WBSC U-18 ベースボールワールドカップ』。大会初優勝を目指す日本代表は6日、延長10回タイブレークの末、開催国・韓国にサヨナラ負けを喫した。

 日本は佐々木朗希(大船渡/3年)が今大会初登板初先発。右腕は初回を無失点で終えたが、しきりに右手を気にするそぶりを見せ、1回19球で降板した。

 2回から「5番・右翼」でスタメン出場していた西純矢(創志学園/3年)が緊急リリーフ。0-0の5回は二死一、二塁で2番のキム・ジチャンに右前打を浴びたが、西の代わりに右翼に回っていた宮城大弥(興南/3年)が本塁へストライク返球。韓国に先制点を許さなかった。

 西は4回無失点と踏ん張り、6回は3番手の飯塚脩人(習志野/3年)が2奪三振含むパーフェクト救援。すると直後の7回表、6回まで3安打に封じられたいた韓国先発のソ・ヒョンジュンを、侍打線がようやく捕まえた。

 二死一塁から6番・宮城が左前打でつなぐと、一、二塁の好機で代打・熊田任洋(東邦/3年)が先制となる右前適時打。さらに、続く8番・水上桂(明石商/3年)も中前適時打を放ち、二死からの3連打で2点を奪った。

 逃げ切りたい日本だったが、2点リードの8回裏に思わぬ形で失点。二死二、三塁から4番手・宮城が5番のナム・ジミンを三ゴロに打ち取ったが、これを三塁の石川昂弥(東邦/3年)が一塁へ悪送球。2者が生還し2-2の同点に追いつかれた。9回裏は、左翼に入っていた西の本塁好返球でサヨナラ阻止。決着は無死一、二塁から始めるタイブレーク方式に持ち込まれた。

 日本は10回表、送りバントで一死二、三塁としたあと、2番・武岡龍世(八戸学院光星/3年)の右越え2点適時二塁打で勝ち越し。再びリードを奪った。

 しかしその裏、無死一、二塁から5番手の林優樹(近江/3年)が、バント処理を焦り一塁へ悪送球。再び1点差に迫られ、なおも無死満塁でリリーフした5番手・池田陽佑(智弁和歌山/3年)が、一死から押し出し四球を与えたあと、7番のパク・ミンにサヨナラ犠飛を許した。

 日本はスーパーラウンド2勝2敗。全チームが残り1試合を残し、すでに台湾、米国が3勝1敗で上位にいるため、決勝進出は厳しい状況になった。
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