ナ・リーグ ワイルドカードゲーム
○ ナショナルズ 4 - 3 ブリュワーズ ●
<現地時間1日 ナショナルズ・パーク>
現地時間10月1日(日本時間2日)、メジャーリーグのポストシーズンが開幕。オープニングゲームとなったナショナル・リーグのワイルドカードゲームは、ホームのナショナルズが執念の逆転勝ちでドジャースの待つ地区シリーズへと駒を進めた。
エースのマックス・シャーザーを立てて必勝を期したナショナルズだったが、この日は初回からヤスマニー・グランダルに手痛い2ランを浴びて先制を許すと、2回にはエリク・テムズにも一発を浴びて3失点。序盤からリードを奪われてしまう。
反撃したい打線も3回にトレー・ターナーが一発を放って1点を返すものの、ブリュワーズ先発のブランドン・ウッドラフを前になかなかチャンスを掴むことができず、5回からは相手の継投策にかわされて点差を詰めることができない。
それでも、負けたら終わりのナショナルズは執念の継投。6回からシャーザーに代わってスティーブン・ストラスバーグをマウンドに送り込み、3イニングを0封。この勝利への執念が流れを引き寄せる。
8回裏、一死から代打のマイケル・テーラーが死球を受けて出塁。二死となるも安打と四球で満塁のチャンスを作ると、フアン・ソトがライト前に運ぶ適時打を放って同点。しかも、その打球の処理を急いだ相手の右翼手がゴロをキャッチできずに後逸。ボールが転々とする間に一塁走者まで還り、ナショナルズが一気に試合をひっくり返した。
場内に割れんばかりの歓声がこだまする中、9回はダニエル・ハドソンが締めてゲームセット。ナショナルズが負けたら終わりの一発勝負を制して地区シリーズ進出を掴み取った。