大谷翔平との比較も
日本ハムの栗山英樹監督(58)が2日、都内で畑佳秀オーナーと会談。その席で来季続投の要請を受け、受諾した。
オーナーとの会談終了後、球団が今秋のドラフト会議で1位指名を明言している佐々木朗希投手(大船渡高)について話が及ぶと、「こんなスケールのピッチャーがいるのかっていうのが、ちょっとあり得ない感じなので、ウチの人間は誰も迷いなく佐々木君でいくと思っているし、僕はファイターズにくると信じているので」と、1位指名の方針は揺るがないことを強調した。
5年間共闘した“愛弟子”大谷翔平(現エンゼルス)との比較を求められると、「素材感は別だけど」と念を押した上で、「翔平がどこまでいくか、まだ天井にかすりもしてないと思うけど、今の能力とか発揮できるものという点では(ピッチャーとして)上だと思う。それくらいのスケールがある。そうじゃないと、ファイターズはあそこで言わない」と、新たなスター候補の今後に期待を込めた。
また、栗山監督は「信じないとこない。会えると信じている」と語りつつ、「ウチにとってというか、野球界にとって大事な宝もの。それは奥川君だって、森下君もそう。みんな欲しいけど、そういう野球界を面白くしてくれる人たちの人生が成功してほしい。そうなるように、みんなでやってあげる責任が野球界にはあると、オレは思う」とコメント。今秋のドラフト会議で1位指名が確実視されている、奥川恭伸投手(星稜高)、森下暢仁投手(明治大)の名前も挙げ、逸材たちの前途が明るいものになることを祈った。
球団史上最長の9年目へ歩みを始める栗山ファイターズ。新時代のスターを迎えて、新たなスタートを切ることはできるのか!? まずは10月17日(木)に行われるドラフト会議に注目したい。