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ロッテ・山口、反省の1年「同じことを何回も言われているようじゃいけない」

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ロッテの山口航輝[撮影日=2019年10月2日]
 「まだまだ課題がたくさんあると思います。そんなに打てなかったですし、1回打てなくなると考えすぎて、ずっと打てなくなってというのが、今シーズン何回もありました。プロの厳しさを1年感じました」。

 ロッテのルーキー・山口航輝は、自身が納得のいくシーズンが送れなかったことを悔しがった。

 「調子がいいときは何も考えずに、打席に入れました。そういうときは、ちゃんと打てている。ただ波が大きく、打率も戻らなかった。率だけが全てではないかもしれないですけど、そういうところの波を小さくしていかないといけないかなと思います」。山口が話したように、5月は月間打率.310(42-13)も、7月が月間打率.188(74-14)、8月が月間打率.189(48-11)と苦しんだ。

 調子の波を小さくするために、堀幸一二軍打撃コーチ、福浦和也選手兼任打撃コーチから指導を受けたが、教えてもらったことを試合で活かしきれなかったことがあったという。

 福浦コーチからは背筋を伸ばすこと、お尻を落とさないようにすることを教わったが、山口は「(福浦コーチから)言われたら意識して、だんだん調子があがってくる。慣れというか、ちょっと試合が進むと自分の中で気づかないうちにズレが生じてくることが多々あった」と明かす。

 続けて山口は「福浦さんから教えてもらってから気づくことが多かった。そこは自分で気づいていけないといけない。福浦さんに頼らせてもらうところは頼らしてもらうが、同じことを何回も言われているようじゃいけない。教えてもらったことを自分で身につけるというか、映像とかしっかり見て確認していかないといけないかなと思います」と反省の言葉が並んだ。

 自分自身に対して厳しい自己評価の山口だが、売りのひとつである“長打力”という面では、7月までは2本塁打も「しっかりとしたフォームで打てた結果かなと思います」と8月以降は4本のアーチを描いた。

 ただ、山口は「意識してホームランを打ちにいって打ったホームランは1本もない。ヒットの延長というか、そういう形でホームランになっていますね」と“狙った”ホームランはなかったとのことだ。

 シーズンが終了し、7日から始まったフェニックス・リーグに向けて「バッティングも力をいれて、いろいろ試しながらやっていきたい。試せるのがここから。自分にあったフォームであったり、一から考え直そうかなと思います」と話していた山口は、8日の阪神戦で、先頭打者本塁打とサヨナラ本塁打を放つなど、1試合2本のアーチを描いた。

 「この1年間、二軍でずっとプレーして、一軍の試合もたくさん寮とかで見てきて、最後の福浦さんの試合とかも最後だったんですけど、見れて一軍の舞台は違うなというか。そういう雰囲気があった。自分も1日でも早く一軍の舞台で活躍したいと思いました」。1日も早く一軍でプレーするために、フェニックスリーグから来季に向けて良い形を作っていきたい。

取材・文=岩下雄太
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