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ロッテ・山本、クイック投法に手応え「大きなチャレンジ」

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ロッテ・山本大貴[撮影日=2019年10月2日]
 「1年を通して、すごく悪い時期もありましたし、後半よくなってきた時期もありました。いろんなことを経験したので、来年につながればとかじゃなくて、自分自身でつなげていく方向でやっていこうかなと思っています」。

 ロッテ・山本大貴はプロ2年目の今季、一軍登板はなかったが、手応えをつかんでシーズンを終えた。

 その要因のひとつとして、シーズン終盤にバランスをよくするために走者がいないときもクイックで投げるようになったことが挙げられる。

 「自分のなかで大きなチャレンジというか、普通はランナーのいない状況であれば、足をあげて投げると思うんですけど、ランナーがいない状況でもクイックで投げることに最初は違和感がありました。自分が良くなっていくために、結果を残すためにと考えたら、とりあえずやってみようという感じでした」。

 “クイック”で投げることは、結果的に正解だった。

 小野晋吾二軍投手コーチも「以前はクイックがすごく遅かったので、それも改善できている。すごく今いい状態で投げられている」と評価する。

 続けて小野コーチは「(山本は)コントロールが安定しないところがあった。本人はいろいろ試行錯誤して、自分で見つけていけていると思う。それがすごく大事。良くなるために何をしていくべきか自分で探して、自分で練習して、ここまで状態があがってきている。これを見つけたというか、これが大きなこと。悪いままで終わるのか、自分で納得して、アドバイスを聞いていると思うんだけど、合うものをチョイスして自分で、いいものがつかめたのかな。それが大事」と自分で考えて現在の投球フォームを見つけた姿勢を評価した。

 小野コーチは山本の取り組みを評価した一方で、「彼の場合は継続していくこと。それがまだできていない。継続力を身につけてほしい」と課題点を挙げた。

 山本本人も、ルーキーイヤーの1年目も秋口に調子をあげてシーズンを終えたが、2年目の今季は春先に制球に苦しんだ。

 山本は「(今年も)自主トレをやっていないわけではない。人並みに練習する場所もあったので、どれだけ入っていけるかが勝負になってくるかなと思う。自分も春先は意識して、キャンプで飛ばしすぎて怪我をするとかはしたくない。体のケアをしっかりしつつ、春先からいけるようにという課題において、今年のオフは取り組もうかなと思います」と同じ失敗を来季、繰り返さないつもりだ。

 また、ロッテ浦和球場で行われた秋季練習後の取材でシーズンオフに、プエルトリコのウィンターリーグに参加する予定だということを明かした山本。「パワーのある選手がいっぱいいると思うので、どんな選手がいるかわからないですけど、変化球でかわすのもそうですし、直球がどれだけ通用するか力の勝負もやってみたい。ストレートの質といった意味ではそこを課題にあげて取り組んでいきたいかなと思います」と意気込む。

 良くなる兆しを見せてシーズンを終えたとはいえ、2年目の今季は一軍登板がなかった。「いろんなことを経験できたので、プラスにはなっていますけど、悔しいシーズンというか、全然満足していない1年」。3年目の来季、結果を残すために良い形をシーズンオフも、“継続”できるかがカギとなる。

取材・文=岩下雄太
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