マリンに熱い風を巻き起こした外野手
ロッテは13日、来季の選手契約を結ばない旨を通達していた伊志嶺翔大が今季限りで現役を引退、来季からチームの一軍コーチに就任することを発表した。
伊志嶺は2010年のドラフト1位でロッテに加入した右打ちの外野手。最大の武器である俊足に加えてシュアな打撃、そして脚力を活かした広い守備範囲が持ち味の三拍子そろった外野手としてルーキーイヤーから126試合に出場を果たしたが、その後のキャリアで1年目の出場数を上回るシーズンはなし。故障との戦いもあり、今季はキャリアではじめて一軍出場がなかった。
まだ31歳ということもあって、その後の去就にも注目が集まっていたところだったが、球団から引退と来季からのコーチ就任がアナウンスされた。なお、一軍コーチに就任することは決まっているものの、役職などの詳細は追って発表されるという。
▼ 伊志嶺翔大・コメント
現役時代の9年間、ありがとうございました。
皆様が歌ってくれる自分の応援歌がとても好きでした。
そして皆様の応援の後押しは本当に力になりました。
引退には悔いはなく、
今は新しい仕事でマリーンズのために
貢献したいという気持ちでいっぱいです。
一番の思い出はプロ初安打をマリンで打つことが出来て、
それが三塁打となったことです。
これからは新しいポジションで日々、
勉強しながら選手たちを全力でサポートしていきたいです。