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ロッテ・平沢、巡ってきた好機をモノにできず「悔しい思いをした」

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ロッテ・平沢大河【撮影日=2019年10月2日】
 「悔しい思いをしましたね。藤岡さんが怪我をしてチャンスが回ってきたんですけど、そこで結果を出せなかった」。

 昨季自己最多の112試合に出場し今季はさらなる飛躍が期待されたロッテの平沢大河だが、今季は51試合の出場にとどまり、打率.198、1本塁打、8打点の成績で終えた。

 昨季はシーズン後半から外野のレギュラーに定着するも、今季の開幕戦はレフト・角中勝也、センター・藤原恭大、ライト・加藤翔平がスタメンを勝ち取り、本職のショートも昨季全試合に出場した藤岡裕大がスタメン出場。内野陣でいえばサードに16年に本塁打王に輝いたレアードが加入し、鈴木大地もベンチスタート。さらには外野手も荻野貴司、清田育宏がベンチに控えるなど選手層が厚くなった。

 なかなか開幕から出場機会に恵まれず、平沢は4月23日に一軍登録を抹消。5月21日のオリックス戦で右足を負傷した藤岡に代わり、翌22日に再昇格を果たした。「チャンスですし、しっかり僕が出て貢献できればなと思います」と意気込んだが、思うようなアピールができず再び、6月14日にファーム降格となった。

 すぐにチャンスが訪れる。一軍の試合前練習中に藤岡が足を痛め7月20日登録抹消。翌21日に再び一軍登録された。再昇格後は三木亮がショートのレギュラーでスタメン出場していたが、その三木も8月7日のソフトバンク戦で左手に死球を受けて『左第4手骨打撲』と診断された。

 平沢は翌8日のソフトバンク戦で『9番・ショート』でスタメン出場すると、マルチ安打をマーク。同試合から5試合連続安打、7試合連続出塁を果たした。この時期の平沢は振り遅れの空振りが少なくなり、インコースのボールをファウルで粘り、ボール球に手を出さなくなった。平沢本人も当時「ちゃんとボールは見れていますし、ボール球を振っていないことはいいんじゃないかなと思います」と手応えを掴みつつあった。

 しかし、平沢がシーズン終了後に「ちゃんと打てていたのは良かったですけど、長くは続かなかった」と話したように、7試合連続出塁がストップした16日のオリックス戦から5試合連続無安打。22日の楽天戦から7試合連続出塁と、好不調の波が大きかった。「そこはまた今年、やるべき課題かなと思います」と振り返った。

 8月は好不調の波はあったものの、26試合に出場して、月間打率.278をマークし上昇気配を見せていたが、9月1日に藤岡が一軍復帰すると、「僕の実力不足かなと思います」と9月はわずか6試合の出場にとどまりシーズンを終えた。

 昨季に比べると、不本意な結果に終わった平沢。シーズン中から取り組んできた体の内側を意識して打つことをはじめ、「今までやってきたことを継続していきたい」と今オフのテーマを掲げる。

 気がつけば来季でプロ5年目。同学年の大学生たちが、いよいよプロ入りしてくる。高卒で一足先にプロ入りした平沢は「負けないように頑張りたいと思います」と意気込む。

 平沢がレギュラーを掴み、ZOZOマリンスタジアムで躍動する姿を期待するファンも多いはず。その期待に応えるため、現在行われているフェニックスリーグから技術を磨いていく。

取材・文=岩下雄太
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