両リーグとも助っ人の劇的弾
プロ野球セ・パ両リーグは16日、9月度の「スカパー!サヨナラ賞」受賞選手を発表。セ・リーグはDeNAのネフタリ・ソト、パ・リーグは西武のエルネスト・メヒアが受賞した。
ソトは9月19日(木)に横浜スタジアムで行われた広島戦(25回戦)の延長11回、左中間へサヨナラ3ランを叩き込み、最大7点差をひっくり返す大逆転勝利の立役者となった。
DeNAは7点を追いかける6回にソトの3ランで反撃の狼煙をあげると、代打・梶谷隆幸にグランドスラムが飛び出して一気に同点に。8回に広島に勝ち越しを許すも、直後にまたも梶谷が適時打を放ち、驚異的な粘りで延長戦へと持ち込む。
そして迎えた11回裏。先頭の安打と死球で無死一・二塁というチャンスを作ると、ソトがこの日2本目となる一発。今季第42号のサヨナラ3ランを放ち、乱戦に幕を下ろした。
ソトは9月だけで10本塁打・22打点と月間リーグ二冠の大活躍。チームの2位フィニッシュ、初のCS本拠地開催に大きく貢献した。
▼ コメント
優勝争いで大事な試合が続く中で、
このような形でチームに貢献ができてとても嬉しいです。
あの時は打席に入る前に深呼吸をして気持ちを落ち着かせ、
粘ってファールが続くごとにタイミングが合い、
よりリラックスすることができ、
最終的にホームランという結果に繋がりました。
ファンの皆様、いつも大きな声援を送って頂きありがとうざいます。
横浜だけでなく、日本中からの気持ちは届いています。
これからも一生懸命頑張ります。
代打サヨナラ“マジック点灯”弾
パ・リーグは西武のエルネスト・メヒアが初受賞。9月20日(金)にメットライフドームで行われた楽天戦(21回戦)の9回に、自身初となる代打サヨナラ本塁打を放った。
3-3の同点で迎えた9回裏、楽天は抑えの松井裕樹をマウンドへ。西武は先頭の山川穂高が安打で出るも、送ることができずに嫌な流れが。それでも、代打で登場した“松井キラー”のひと振りで球場は熱狂する。
今季の松井との対戦成績で3打数2安打と好相性を誇るメヒアは、4球目の直球を思い切り振り抜くと、高々と舞い上がった打球は西武ファンの待つレフトスタンドへ。まさにひと振りで仕事を果たした。
かつての本塁打王も今季は代打としての起用が多かった中、終盤戦では9月14日(土)のロッテ戦でもサヨナラ打を記録するなど、首位・ソフトバンクを猛追した最終盤に存在感を発揮。チームの逆転優勝に大きく貢献した。
▼ コメント
9月の西武ライオンズは劇的な勝ち方が多かったので、
その中で僕のホームランが選ばれたことは、
嬉しいのと同時に驚いています。
シーズン終盤で、大事な試合が続く中、
リーグ優勝を目指している時に、
自分のホームランで非常に大きな勝ちを
チームにもたらすことができて良かったです。
僕たち選手が戦う上で、
皆さんの応援はモチベーションになっています。
最後まで応援していただき感謝しています。
これからもよろしくお願いします。