「あっという間でした。1年間どういう流れでシーズンを過ごすかというのがわからない状態で入ってきたなかで、いろいろ経験させてもらいました。一軍も経験させてもらって、また上がることはなかったですけど、二軍でも成長させてもらいました」。
ロッテのドラフト7位ルーキー・松田進は、1年目をこのように総括した。大学、社会人を経由しプロ入りした松田は開幕一軍を逃したが、5月10日にプロ初昇格。5月12日のソフトバンク戦で、『9番・遊撃』でプロ初スタメン出場を果たし、3回の第1打席に先発・ミランダが投じたストレートをセンター前にはじき返し、プロ初安打をマーク。さらに6回二死満塁で迎えた第3打席では、押し出し四球を選びプロ初打点を挙げた。その後、一軍で出場したのは5月19日の楽天戦のみ。翌20日に一軍登録を抹消され、その後はファームで腕を磨いた。
ファームでは7月が終了した時点で打率.190と苦しんでいたが、8月に入ると2日の楽天戦で3安打、ZOZOマリンで行われた4日の楽天戦では本塁打を含むマルチ安打。8月は10日が終了した時点で打率.450(20-9)1本塁打、5打点の活躍ぶり。「堀さんとずっとやってきたことが体に染み付いてきた。いい形のバッティングができてきました」と手応えを掴んでいた。
打撃で好感触を掴んでいたが、8月中旬に行われた二軍戦で鼻を骨折。「全然支障がないわけではないですけど、野球ができる」。すぐに復帰したが、「鼻を骨折して感覚が狂ってきました」と再び打撃の調子を落とした。特に9月1日の巨人戦から11日の日本ハム戦にかけて、6試合連続無安打に終わった。
「誤差を埋めながら、いろいろ試しながらやっていきたいと思います」。
試行錯誤しながら自身の感覚を取り戻していき、12日の日本ハム戦で8月31日の巨人戦以来の安打を放つと、9月12以降は打率.308(39-12)、2本塁打、3打点と復調しシーズンをフィニッシュした。
「恐怖心という部分で多少は感覚が狂った部分もありましたが、試合に出ていく中で、慣れといいますか、そういう部分ではいい感じで克服できたと思います」。
また、プロ入り後課題にしていたバットが外回りしてしまう癖も「まだたまに出ますけど、堀さん、福浦さんにつきっきりで教えてもらったので、バッティングはいいイメージがつきました。ホームランも出ましたし、最後の方は率も残った」と克服しつつある。
「どのレベルを目指すかといったら一軍のレベル。結果を求めながら、自分の技術の向上を図りたいなと思います」。来年はプロ2年目だが、大卒、社会人でプロ入りしており、一軍での結果が求められる。
取材・文=岩下雄太
ロッテのドラフト7位ルーキー・松田進は、1年目をこのように総括した。大学、社会人を経由しプロ入りした松田は開幕一軍を逃したが、5月10日にプロ初昇格。5月12日のソフトバンク戦で、『9番・遊撃』でプロ初スタメン出場を果たし、3回の第1打席に先発・ミランダが投じたストレートをセンター前にはじき返し、プロ初安打をマーク。さらに6回二死満塁で迎えた第3打席では、押し出し四球を選びプロ初打点を挙げた。その後、一軍で出場したのは5月19日の楽天戦のみ。翌20日に一軍登録を抹消され、その後はファームで腕を磨いた。
ファームでは7月が終了した時点で打率.190と苦しんでいたが、8月に入ると2日の楽天戦で3安打、ZOZOマリンで行われた4日の楽天戦では本塁打を含むマルチ安打。8月は10日が終了した時点で打率.450(20-9)1本塁打、5打点の活躍ぶり。「堀さんとずっとやってきたことが体に染み付いてきた。いい形のバッティングができてきました」と手応えを掴んでいた。
打撃で好感触を掴んでいたが、8月中旬に行われた二軍戦で鼻を骨折。「全然支障がないわけではないですけど、野球ができる」。すぐに復帰したが、「鼻を骨折して感覚が狂ってきました」と再び打撃の調子を落とした。特に9月1日の巨人戦から11日の日本ハム戦にかけて、6試合連続無安打に終わった。
「誤差を埋めながら、いろいろ試しながらやっていきたいと思います」。
試行錯誤しながら自身の感覚を取り戻していき、12日の日本ハム戦で8月31日の巨人戦以来の安打を放つと、9月12以降は打率.308(39-12)、2本塁打、3打点と復調しシーズンをフィニッシュした。
「恐怖心という部分で多少は感覚が狂った部分もありましたが、試合に出ていく中で、慣れといいますか、そういう部分ではいい感じで克服できたと思います」。
また、プロ入り後課題にしていたバットが外回りしてしまう癖も「まだたまに出ますけど、堀さん、福浦さんにつきっきりで教えてもらったので、バッティングはいいイメージがつきました。ホームランも出ましたし、最後の方は率も残った」と克服しつつある。
「どのレベルを目指すかといったら一軍のレベル。結果を求めながら、自分の技術の向上を図りたいなと思います」。来年はプロ2年目だが、大卒、社会人でプロ入りしており、一軍での結果が求められる。
取材・文=岩下雄太