【ワールドシリーズ第2戦】
● アストロズ 3 － 12 ナショナルズ ○
＜現地時間10月23日　ミニッツメイド・パーク＞

　ワールドシリーズ（WS）の第2戦が23日（日本時間24日）に行われ、創設51年目で初のワールドシリーズ出場となったナ・リーグ王者のナショナルズが、敵地で2連勝スタートを切った。

　ナショナルズは1回表、3番・レンドンの2点適時二塁打で先制するも、その裏、先発のストラスバーグが同点被弾。2回以降はアストロズ先発・バーランダーとストラスバーグの粘り合いとなった。

　試合が動いたのは2－2のまま迎えた7回。ナショナルズは先頭の8番・スズキが、勝ち越しとなるソロ本塁打を左翼席上段へ運んだ。続くロブレスは四球で歩きバーランダーをノックアウト。その後、二死満塁と好機を広げ、5番・ケンドリックの三塁への適時内野安打で4点目を奪った。

　6番・カブレラも中前への2点適時打で続き6－2。その後も相手守備のミスで得点を重ね、一挙6点のビッグイニングとした。8回には2番・イートンがダメ押しの2ランを放ち10点目。その後も加点し、3本塁打含む14安打で12点を奪った。

　投げてはストラスバーグが好投。初回に二死から同点2ランを浴びたが、2回以降は初戦先発で5回2失点だったシャーザー同様、要所を締め粘り強くゼロを並べた。右腕は6回114球を投げ、7安打7奪三振2失点の粘投。これで今季のポストシーズンは負けなしの4勝目となった。

　ナショナルズはこれで、ドジャースとの地区シリーズ第4戦からポストシーズン（PS）8連勝。前評判を覆す快進撃を続けている。

　アストロズは2点を追う初回、4番・ブレグマンの2ランで同点に追いつくも、2回以降は打線が沈黙。先発のバーランダーは試合を作ったが、7回途中4失点で負け投手となった。本拠地でコール、バーランダーの2枚看板を投入するもまさかの2連敗。2年ぶりの世界一奪還へ厳しいスタートとなった。