アストロズのゲリット・コール

◆ ワールドシリーズがいよいよ開幕!

 2019年シーズンのワールドシリーズが、現地時間22日(日本時間23日)に開幕する。

 今年のア・リーグの覇者はアストロズ。圧倒的な強さで地区優勝を果たすと、ポストシーズンでは苦しむ場面もあったが、順当に勝ち上がった。

 一方、ナ・リーグを制したナショナルズは、ワイルドカードからの勝ち上がり。地区シリーズは大本命のドジャースに競り勝ち、リーグ優勝決定シリーズではカージナルスを相手に4連勝と圧倒。勢いに乗ったままワールドシリーズを迎える。

 前評判はというと、圧倒的にアストロズを推す声が多い。MLB公式サイトでは、専門家46人が優勝チームの予想を公開しているが、なんと8割を超える37人がアストロズの世界一を予想している。アストロズには2年前のワールドシリーズを経験している選手も多く、両チームの経験値の差も考慮すると、当然の結果だろう。

 ナショナルズが世界一の栄冠を勝ちとるためには、第1戦が非常に重要になってくるだろう。リーグ優勝決定シリーズを4連勝したとはいえ、ワールドシリーズ第1戦は異例の6日間の休養を経て迎える。試合勘を取り戻すのに時間がかかる可能性もある。

◆ コールに付け入るスキはあるか

 しかし、そこには難敵が立ちはだかる。アストロズが初戦のマウンド送り込むのが、ゲリット・コールだ。

 このポストシーズンは3戦3勝、それも22回2/3を投げて1失点という凄まじい投球を見せている右腕だが、この男、とにかく負けない。最後に負けたのは5月22日のこと。この日に今季5敗目を喫して以降、16連勝でレギュラーシーズンを終えている。

 ポストシーズンの3勝を加え、ワールドシリーズ初戦で20連勝を目指すコール。ナショナルズとしては、この男を打ち崩せるかどうかがシリーズの行方を占うと言っても過言ではない。

 経験値で劣るナショナルズがシリーズを優位に持っていくためには、コールを攻略する必要がある。攻略と言っても、6回までに2~3点取れば合格点というレベル。快投を続ける右腕にも付け入るスキはあるのか、弱点を探ってみよう。

 まず、今季のコールは立ち上がりにやや難がある。イニング別の失点数を見ると、初回が16失点と最も多い。コールにとっては初の大舞台で浮足立つことも考えられるだろう。ナショナルズとしては、その初回に先制攻撃を仕掛けたいところだ。

 タフなイメージがあるコールだが、登板間隔を見ても中4日での登板時に好成績を残している。今季は中4日で登板した試合では防御率2.06だが、中5日だと防御率は3.46に跳ね上がる。前回登板のヤンキース戦から中5日で迎えるだけに、ここはナショナルズにとってチャンスと言えよう。

 また、コールは2013年のメジャーデビューから5シーズンをピッツバーグで過ごした。2018年にアストロズへ移ってからはナショナルズとの対戦はないが、パイレーツ時代には通算5試合に登板し、3勝2敗で防御率2.92という成績を残している。しかし、2016年以降に限ると、3試合で2勝1敗、防御率4.59と数字はイマイチだ。まだコールが本格化する前の対戦で、ナショナルズのメンバーも当時とは変わっているが、コールの中に若干の苦手意識はあるかもしれない。

 最後に、ナショナルズがコールを攻略するために必要となってくるのが、機動力を駆使できるかどうかだ。コールがデビューした2013年以降、相手チームに許した盗塁数は115個。これは同期間のメジャー投手全体で6番目に多い。アストロズ移籍後は許した盗塁の数は減少傾向にあるが、今季メジャー3位タイの116盗塁を記録したナショナルズとしては、出塁すれば積極的に機動力を用いるべきだろう。

 地力で勝るアストロズがその力を見せつけるのか、それとも上昇ムードのナショナルズが下馬評をひっくり返すのか…。まずは初戦の「コールvsナショナルズ打線」に注目だ。

文=八木遊(やぎ・ゆう)

【八木遊・プロフィール】
1976年、和歌山県出身。大学卒業後、某スポーツデータ会社に就職。プロ野球、MLB、NFLの業務などに携わる。野茂英雄と同じ1995年に渡米。ヤンキース全盛期をアメリカで過ごした。日本にファンタジーベースボールを流行らせたいという構想を持ち続けている。

【PR】今ならMLB2026視聴料が半額!
SPOTV NOW年間プラン早期割引キャンペーン

SPOTV NOW × MLB

「SPOTV NOW」(スポティービーナウ)では、MLBの試合をいつでも、どこでも視聴可能! 大谷翔平ら日本を代表するプレイヤーの試合を中心にレギュラーシーズンを毎日最大8試合、ポストシーズンは全試合を生中継で楽しむことができます。

現在、2026年5月31日23:59までの期間限定で「割引キャンペーン」を実施中。期間中に『SPOTV NOW』の年間プランに加入した場合にお得になるキャンペーンです。

「プレミアム年間プラン」通常価格27,000円(税込)→ 割引価格22,500円(税込)
「ベーシック年間プラン」通常価格18,000円(税込)→ 割引価格15,000円(税込)

テレビ、スマホ、タブレット、PCなど、様々なデバイスでどこでも観戦できる「SPOTV NOW」でMLBを堪能しよう!

POINT

① ロサンゼルス・ドジャースの試合は全試合日本語実況・解説付きでライブ配信

② ライブを見逃しても再度視聴可能。ハイライトや選手ダイジェストなど、コンテンツが充実!

③ 割引キャンペーンでSPOTV NOW年間プランがお得!

【PR】『フライデーナイトベースボール』は新たなMLB視聴体験

Apple TV × MLB

Apple TVでは、MLB中継『フライデーナイト ベースボール』が視聴できる! 25週間にわたるレギュラーシーズンを通じて、毎週2試合のダブルヘッダーを独占配信。

料金体系は、サブスクリプションに新規登録すると7日間の無料トライアルが利用でき、無料トライアル終了後は月額900円に移行するシンプルな形だ。

iPhone 17 Proによるライブ制作などの最先端技術で制作された映像は、まるでスタジアムの最前列にいるかのような臨場感を味わえる! ぜひ体験してみてほしい。

【お申込みについての注意事項】
・新規および条件を満たす再登録ユーザーのみ対象。無料期間終了後は月額900円。1つのAppleアカウントにつき1回、またファミリー共有グループに属している場合は家族全体で1回のみ有効。あなたまたは家族が以前に「Apple TV 3か月無料」または「1年無料」オファーを受けている場合は対象外。対象デバイスのアクティベーションから3か月間有効。プランは解約されるまで自動更新。制限およびその他の条件が適用されます。
・新規ユーザーのみ対象。無料期間終了後は月額900円。プランは解約されるまで自動更新。諸条件が適用されます。

POINT

① 配信は日本時間毎週土曜朝で視聴しやすい

② 単なるスポーツ中継の枠を超えた“新しい観戦スタイル”

③ Apple TVアプリを通じてさまざまなデバイスで視聴可能!

この記事を書いたのは

八木遊

1976年、和歌山県で生まれる。地元の高校を卒業後、野茂英雄と同じ1995年に渡米。ヤンキース全盛期をアメリカで過ごした。米国で大学を卒業後、某スポーツデータ会社に就職。プロ野球、MLB、NFLの業務などに携わる。

八木遊 の記事をもっと見る

もっと読む