ロッテ・池田来翔は4月25日に再昇格を果たしてから、14試合に出場して、打率.438(16打数7安打)をマークする。
池田はファームでは3月20日の西武二軍戦から3月24日のヤクルト二軍戦にかけて4試合連続複数安打、打率.450、1本塁打、2打点と打ちまくり、開幕一軍を掴む。3月27日の西武との開幕戦に『7番・セカンド』でスタメン出場するも3打数0安打、翌日も『7番・セカンド』でスタメン出場し2打数0安打。4月4日のソフトバンク戦に2打数0安打に終わると、翌4月5日に一軍登録抹消となった。4月25日に再昇格を果たすまで、10試合に出場して打率.318、1本塁打、4打点としっかりと打った。
4月28日の試合前練習後の取材で、「1本出てくれば変わると思うんですけど、1本出るまでは、いろんなこと考えているんですよね、自分の中で。バッティングの状態は悪くないです」と話していた中、同日の楽天戦、ファーストの守備から途中出場した池田は3-0の8回無死一塁の第1打席、渡辺翔太が投じた初球を振り抜いた打球はセンター前に抜けていき、嬉しい今季初安打。
ファーストの守備から途中出場した5月1日の西武戦でも、0-10の9回二死一塁の第1打席、糸川亮太が2ボール2ストライクから投じた5球目のスライダーをレフト前に弾き返した。
途中出場した翌2日の西武戦は2打数0安打だったが、代走から途中出場した3日の西武戦、9-0の8回一死一塁の第1打席、羽田慎之介が1ボール2ストライクから投じた133キロのカットボールをライト前に安打。
再昇格後、初スタメンとなった6日のオリックス戦では、0-2の3回一死走者なしの第1打席、田嶋大樹が投じた初球のカーブをレフト前に放つと、0-2の5回一死走者なしの第2打席、田嶋が1ボールから投じた2球目のストレートをフェンス直撃の二塁打で今季初のマルチ安打を達成した。
6日のオリックス戦以来のスタメン出場となった16日のオリックス戦でも2安打。この日は得意の田嶋からだけでなく、代わった入山海斗からセンター前に安打を放ったことに価値がある。
昨季は“二塁打”、“ライナー性の当たり”を意識したことが奏功し、今季に向けても方向性を変えずに取り組んできた。開幕直後ファームに降格した時には、昨年やってきたことを振り返り、自身を見つめ直し、復調に繋げた。
現在は取り組んできたことの精度を高めている形なのだろうかーー。
「はい、そんな感じです。ピッチャー相手なのでしょうがないですけど、やろうとしていることはできているかなと思います。バッティング練習では、その日その日やっていることは試合でちょっとずつ出てきていると思います」
現在、セカンドのレギュラーで出場している小川龍成も自身の方向性を見つけ、それを形にしつつある。池田も方向性は定まっている。あとは、与えられた出場機会で、継続して活躍するだけ。
「毎日同じことをやり続けることが大事だと思うので、練習前、練習後だったり、時間を見つけて量をやるというよりかは、自分が納得できるようにやっていきたいですね」
内野手登録ながら、「難しいですけど、やるからにはちゃんとやらないと。アウトを取れる打球をアウトにするのはどのポジションでも意識してやっていきたいです」と、今季は外野にも挑戦している。
“打てば”、ポジションをモノにすることができる。「出る時にはしっかり結果を出して、なるべく出続けられるように自分ではやっていきたいです」。今は1打席で結果を求められる難しい立場だが、結果を残し続けた先に出場機会アップ、レギュラーが見えてくる。
取材・文=岩下雄太