「色々練習してきて、アームアングルの角度的な球の質、コーチの方と話しながらやっていたので、そういうところを意識してやった中でああいう感じになったのかなとあります」。
ロッテのドラフト7位・大聖(Honda鈴鹿)は現在、走者がいない時にノーワインドアップではなく、セットポジションから投げるようになり、並進運動の際、体が倒れ気味だったフォームも倒れなくなった。
「アームアングルが上がったのが、見てる人には変わったのかなとあるので、そこかなと思いますね」と話した。社会人時代の昨年、都市対抗から日本選手権までの間に「トレーニングした中で、あのフォームが一番しっくりきました。自分の一番力を発揮できるフォームがあれでした」と、投球フォームを変更し11月の日本選手権で自己最速の161キロを計測したが、今回のアームアングル変更は幹の部分は、昨年秋にフォームを改良した時から変わっていないのだろうかーー。
「意識的にはそこまで変えてはいないので、アームアングルで体が倒れている、倒れていない、角度的なところもあるので、そこは変わっているかなと思うんですけど、それ以外は僕的には変えていない。意識的な問題であんまり変わっていないと思います」
ストレートのスピードについても、「これから徐々に上がってくるかなと思っているので、あんまり状態が上がりきっていない中でも、150キロは出ている。最低限のボールは投げられているのかなと思います」と自己分析。
一軍に帯同していたオープン戦では、2月23日の中日とのオープン戦、0-8の8回二死走者なしで三上愛介を1ボール2ストライクから空振り三振に仕留めたフォーク、3月4日の楽天とのオープン戦、3-3の8回一死一、二塁で宗山塁を2ストライクから空振り三振に仕留めたインコース140キロフォークなど、左打者へのフォークが良かった。
ただ、大聖は「そこが一番課題」と話す。「ファームでもずっとやっていたので、この前の試合(5月5日の楽天二軍戦)でもそうですけど、全体的にそこを課題においてやっていました。まだまだ全然ダメですし、もっともっと精度を上げていかないといけないのかなというのはあります」と反省の言葉を並べた。
ファームでは、フォークを課題にして取り組んでいるということなのだろうかーー。
「一番は決め球のスプリット、フォークボール。僕としてはフォークボールとして投げているので、そのフォークボールの精度をあげる。空振りの取れる、カウントを取れる、決め球になる、そこの精度を一番においてここ最近はずっとやってきたので、そこが一番僕の中で課題かなと思います」
今後に向けて、「やることは変わらないので、結果を出さないと上にも上がれないですし、結果を出して上でも結果を出すことは上でも下でも変わらない」と気を引き締めた。「その中で自分のボール、通用するものとしないものをオープン戦の時から感じていましたし、やることをやれば、しっかり上でも通用するかなというのはあるので、しっかりそこは自分の中で突き詰めてやっていけたらいいかなと思っています」。通用するものとしないものは、フォークが関係してくるのだろうかーー。
「そうですね、二軍のバッターで通用しても、一軍のバッターだと振らない、バットに当てられるとか、普通にヒットになるので、そこはファームだったら絶対に打たれないを基準においてやっていかないといけない。ファームでできたからOKではなくて、一軍で通用しないと意味がないので、最低限そこの基準のレベルに持っていけるようにやっていきたいと思います」
一軍のマウンドに上がるため、結果にこだわりながら、課題を持って取り組んでいく。
取材・文=岩下雄太