ロッテ・西川史礁(撮影=岩下雄太)

 「色々感じながら毎日やっています。自分なりにはまだまだだなと思うところはあるんですけど、そこが一番強いですね」

 ロッテの西川史礁は開幕してからの1ヶ月半をこのように振り返る。今季の西川を見ていて、1つ1つのプレーが丁寧で隙がなく、最後まで諦めない姿勢を見せる。1日の西武戦、0-10の9回無死走者なしの第4打席、糸川亮太が1ボールから投じた2球目のセンター前安打に、最後まで戦い抜く姿勢を強く感じた。

◆ 粘って四球を選ぶ

 勝利への執念を強く感じさせる中で、冷静に選ぶところは選んでいる。昨季は444打席立って四球は16個だったが、今季はここまで165打席で10個の四球を選ぶ。4月18日の楽天戦、0-0の初回無死一塁の第1打席、「2ストライクなのでいつもよりポイントを近くするというか、それを意識して、その分見極めも良くなってくると思うので、そこはいいところではあったかなと思います」と、ウレーニャに対し2球で追い込まれるもボールを見極め、ファウルで粘り3ボール2ストライクから8球目の外角スライダーを見送り四球を選んだ。

 4月29日の楽天戦でも、1-2の3回二死三塁の第2打席、前田健太に対し2球で追い込まれるも、外角のボールを見極め3ボール2ストライクから外角の136キロスライダーを見送って四球で出塁した。

◆ 右方向の安打。第1打席の登場曲

 打っても、5月12日の日本ハム戦、「狙い通りのバッティングができたというか、それは一番ありますね」と、0-2の6回二死走者なしの第3打席、伊藤大海が投じた初球のスライダーを右中間に破る二塁打は“西川らしい”右中間に力強い打球だった。

 14日の日本ハム戦では、0-0の初回一死三塁の第1打席、「ここ最近打点を稼げてなかったっていうのもありますし、昨日(14日)もチャンス潰してばっかりだったので絶対打とうと思って打席入りました。先制できて良かったです」と日本ハム・細野晴希が投じた初球の151キロストレートをライト前に弾き返す先制の適時打。

 12日の日本ハム戦から第1打席で、10日のソフトバンク戦の守備で右肩を痛め、右肩関節前方亜脱臼により離脱した藤原恭大の登場曲を使用している。その理由について訊くと西川は、「抹消される時も(藤原)恭大さんから2人で首位打者を獲りたいなと話はしていたので、恭大さんもそれは目標にしていたタイトルでもあった」と明かし、「“首位打者と最多安打の夢を託したよ!”と言ってくれて、嬉しかったです」と感謝した。

 エールに感謝しながらも、西川は藤原の復帰後、藤原に多く打席数を立ってもらおうと考えている。「最短で2ヶ月で帰ってきてもらって、自分も打って恭大さんに1打席でも多く回して、最終的には首位打者の争いができたらいいなと思って、それを聞いて登場曲にしました」

◆ 欲しかった本塁打

 3-1の6回無死走者なしの第3打席、「反応で上手く打つことが出来ました。追加点を取ることができて良かったです」と日本ハム・細野が1ボール1ストライクから投じた3球目の150キロストレートをレフトホームランラグーンに飛び込む第2号ソロ。

 西川は昨年のZOZOマリンスタジアムで行われた秋季練習では、角度のついた打球を多く放ち、今季に向けて確実性、長打力をこだわって取り組んできた。開幕してから「なかなかホームランが出ない。そこはあんまり試合中は意識していないんですけど、数字にも出ているようにまだ1本しか出ていないので、そこは感じているところではありますが、自分の打ちたいスイングは少しずつ成長してきている。自信を持ってやっていきたいと思います」と5月13日の試合前練習後の取材で話していた中での、4月15日の日本ハム戦以来の本塁打だった。

 14日の日本ハム戦では先制打に追加点の本塁打を放つ活躍で勝利に貢献した。「毎試合チームのためにと思って、自分のために、チームのためにと思って毎日やっていますし、勝ちたい。少しでも戦力になれるようにやっています」。とにかく、勝利への執念を強く持っている。チームの勝利のため、そして自身のため、故障から復帰後、藤原恭大と首位打者のタイトル争いをするため、今日もチームを勝利に導く一打を放つ。

取材・文=岩下雄太

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この記事を書いたのは

岩下雄太

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