ロッテ・藤岡裕大(C)Kyodo News

◆ 故障で2度離脱

 「怪我を2回しちゃったので、そこはもったいないなと思います。去年1年間経験をさせてもらって、歯がゆい気持ち。シーズン通して悔しかったですね」。

 2年目のシーズンを終えたロッテの藤岡裕大は、悔しさをにじませた。

 ルーキーイヤーの昨季は、ショートという過酷なポジションでありながら、球団の新人では1997年の小坂誠以来となる全試合に出場。“経験”を積んだ今季は、さらなる飛躍が期待された。

 だが、2年目の今季は春季キャンプから躓いた。キャンプ初日に球団から『右足膝窩筋腱炎』と発表されると、開幕には間に合ったものの、5月21日のオリックス戦で右足を負傷し『右大腿二頭筋肉離れ』と診断され離脱。6月14日に一軍復帰したが、7月20日に『右大腿二頭筋損傷(Ⅱ度)』で一軍登録を抹消された。

 今季は2度故障で一軍登録抹消するなど、怪我に泣いた。ファームでリハビリしている間は「複雑ですよね。チームは勝って欲しいですし、だけどあんまり試合を見ることができませんでした。自分が試合に出たい気持ちもありますし…」と胸中を明かした。

◆ 9月に昇格してからは打撃で存在感

 悔しいシーズンに終わった今季ではあるが、打撃面ではシーズンが終盤に成長した姿を見せた。

 9月1日に2度目の故障から復帰を果たすと、同日のオリックス戦で「自分のミスで失点してしまったので、取り返せてよかったのが一番だと思います」と自身の守備のミスを取り返す決勝の2ランを放った。

 9月は離脱していたときの悔しさを晴らすかのように打ちまくり、打率.353(51-18)、2本塁打、9打点の成績を残した。最終戦となった9月24日の西武戦では、猛打賞を放ち締めくくった。

 シーズン終盤は打撃フォームが若干変わったように見えたが、藤岡は「ちょっと変わったんですかね。下半身の使い方を意識しましたけど、それ以外はタイミングを早く取ろうとかはなかったので、自然体です」と返ってきた。

 今季テーマにしていた“強く振る”ことについても「最後はできてきましたね」と話し、「いい形で終えられたんじゃないかなと思います。空振りもブンと振れるようになってきたので、だいぶ形になってきたなと思います」と最後の1カ月は本人も納得がいく打撃ができたようだ。

 怪我に泣いた1年ではあったが、来季に繋がる形でシーズンを締めくくった藤岡。3年目となる来季は、今季以上の活躍を期待したいところだ。

取材・文=岩下雄太

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