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1月に右肘を手術したロッテ・大嶺、この1年は「前向きに取り組んでいこうと」

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ロッテ・大嶺祐太[撮影日=2019年11月4日]

戦力外通告、球団から育成契約打診


 10月3日に球団から来季の契約を更新せず、育成契約の打診を受けたロッテの大嶺祐太は現在、ロッテ浦和球場で行われている秋季練習に参加し汗を流している。

 今年1月17日に『右肘内側側副靭帯再建術および鏡視下滑膜切除術』を受けた大嶺は、11月3日にはブルペンに入り、捕手を立たせて10球、中腰で10球、捕手を座らせて少し高めに10球、捕手を座らせて真ん中に10球、合計40球を投げ込んだ。8日に行った投球練習でも捕手を座らせて少し高めに20球、捕手を座らせて真ん中に20球、合計40球投げた。

 大嶺によると現在は「6、7割くらいで投げられたりしています」と話し、投げ終わった後も痛みは「最初の方は筋肉痛よりも強い張りはありましたけど、今はほぼないですね」と説明した。

 シーズンオフは「キャンプが終わってもブルペンが入れる日は入って、30〜40球くらいしっかり座って投げられるような形まで戻っていきたい。リハビリの段階ではあるので、リハビリと強化をしながら、今投げているなかで弱い部分とか、筋力的にも出てきていると思います。そこを重点的にやって、1月からしっかり投げて、2月のキャンプインに入っていければいいかなと思います」と引き続きリハビリとトレーニングを続けていく予定だ。

どんな思いでシーズンを過ごしたのか——


 今年1月にトミージョン手術を受け、ブルペンで投球練習を再開するまでに回復した大嶺。この1年間どんな思いで過ごしていたのだろうか——。

 「どんなことがあっても前向きに取り組んでいこうというのは、手術する前から思っていました。状態によっては良い日もあれば、悪い日もありました。なるべく悪くてもいいように捉えるような形でやっていこうとずっと思っていました」。

 「また、手術してから悪くなるということは絶対にないと、自分のなかで思っていました。そういう変な気持ちにはならなかったです。あとは上にあがっていくしかないという気持ちばかりを考えていました」。

 「リハビリはキツかったといえば、キツかったですけど、そんなに光が見えないというわけではなかったです。やりがいを感じながらできました。今もそうなんですけど、トレーニングすることはできるので、それに関しては苦じゃないです」。

 復帰まで全治12カ月の大きな怪我。気が滅入ってしまいそうだが、前向きにリハビリに取り組んだ。ロッテ浦和球場でリハビリをしているときも、辛いそぶりを見せることなく、トレーニングしている姿が印象的だった。

再びマリンのマウンドを目指して


 復帰を目指しリハビリに励む中、10月3日に球団から来季の契約を更新せず、育成契約を打診すると発表された。大嶺は「今年は試合にも投げていない。ただ、ようやくブルペンに入れるようになった。来年頑張って、リハビリした1年間が無駄じゃなかったことを証明できればいいかなと思っています」と前を向いている。

 「自分のボールをここ何年か投げられていなかったので、それさえできれば、どうにかなるんじゃないかなと思っています。支配下になるというのは目標ではありますけど、その前に自分のボールをしっかり投げて、あとは周りが判断してくれると思います。それを信じてやっていきたいと思います」。

 長く険しかったリハビリの先に、必ず明るい光が待っているはずだ。熱い熱いマリーンズファンが待つZOZOマリンスタジアムのマウンドに必ず戻って見せる。

取材・文=岩下雄太
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