ロッテ・石崎剛

 シーズン途中に高野圭佑との交換トレードでロッテに入団した石崎剛は、リリーフ陣の即戦力として期待されたが、移籍後は2試合の登板にとどまった。

 「思い通りの結果とか、そういうのはできなかったなというのはありますね」。

 移籍後初登板となった7月26日の楽天戦、「スピードは出ていましたけど、打たれてしまったら意味がない」と1回を投げ1失点。続く7月31日のオリックス戦でも失点し、8月1日に一軍登録を抹消。チームはクライマックス・シリーズ争いを繰り広げていたがその後、再昇格することはなかった。

 ファームでも失点する場面が目立ったが、8月2日の楽天との二軍戦で3イニングを投げて、6奪三振をマークするなど、奪三振が魅力的な投手。

 9月12日の日本ハムとの二軍戦からは、7試合連続奪三振を記録し、シーズンを終えた。この間8回2/3を投げたが、イニングを大きく上回る15奪三振。シーズン通しても、移籍後ファームでは24回2/3を投げて、36奪三振だった。

 石崎は「僕の持ち味はそこなので、奪三振率が下がってくると、僕という形ではないのかなという考えです」と話す。

 近年は3年連続日本一となったソフトバンクのリリーフ陣を見ても、150キロを超えるストレートに三振を奪える投手が多い。石崎も、力強いストレートと三振を奪う能力は持っている。

 マリーンズのリリーフ陣に割って入るために必要なことは、どういったことになってくるのだろうかーー。

 「やっぱり中継ぎとして場面に応じたピッチングをしっかりできるピッチャーじゃないですかね」(石崎)。

 さらに、マリーンズのリリーフ陣は今季シーズン通して一軍で投げ続けたのは守護神の益田直也と自己最多の58試合に登板した東條大樹の2人だけ。来春のキャンプからアピールを続ければ、一軍で投げるチャンスはあるはずだ。

 このオフは「シーズンで出た課題というのが、そこで克服をしていかないといけないのもありますし、球速がいいときに比べて3キロ、4キロも遅いので、そこに戻すのではなく、それを超えていきたいのがある。そこにどれだけ近づけるかというところを潰していけたらいいかなと思います」と球速アップを誓った。

 「いろんなアピールの仕方があると思うんですけど、ひとつはピッチングとか紅白戦でボールを投げたときにいい形でアピールできたらいいかなと思っています」。移籍2年目となる来季は、一軍のマウンドに今季以上に上がりたいところだ。

取材・文=岩下雄太

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岩下雄太

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