川越は打者転向1年目、非凡な長打力発揮!
若手選手が腕を磨く「2019アジアウインターベースボールリーグ」が台湾で開幕。西武、ソフトバンク、楽天、オリックス、ヤクルトの混成チーム「NPBレッド」は23日、日本の社会人野球選抜と初戦を行い5-5で引き分けた。
NPBレッドは1-0の1点リードで迎えた6回、「1番・二塁」で先発した山野辺(西武)のチーム1号となるソロ本塁打で加点。2-5と逆転された直後の7回には、「6番・中堅」でスタメン出場した川越(西武)の右越えソロなどで2点追加した。1点を追う9回にも、川越が中越えソロを放ち5-5。川越の2打席連続弾で引き分けに持ち込んだ。
打者転向1年目の川越は、3回の中堅守備でも見事な本塁送球で相手の得点を阻止。元投手としてポテンシャルも披露した。
西武は不動のレギュラー中堅手だった秋山が、海外FA権を行使しメジャー挑戦を表明。リードオフマンの退団が決まれば痛手となるが、菊池や浅村が抜けた今季もリーグ連覇を果たしたように、若手の台頭が目覚ましい。
外野には今季レギュラーとして活躍した金子侑や木村、指名打者出場を兼ねた栗山以外にも、この試合2発の川越、今季の二軍戦でともに打率3割超えをマークした愛斗、鈴木など、有望な若手が揃う。また、金子侑を中堅、利便性の高い外崎を再び外野に回し、山野辺を二塁に据えるプランも可能だ。
アジアウインターベースボールリーグは、12月中旬まで実施。今年のNPBは「NPBレッド」と「NPBホワイト(ロッテ、巨人、DeNA、阪神、中日)」に別れ、社会人野球選抜、台湾プロ選抜、韓国プロ選抜、台湾・味全ドラゴンズの計6チームで優勝チームを争う。