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ロッテ・小野コーチがみた今季の二軍投手陣

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ロッテの小野晋吾二軍投手コーチ(右)[撮影日=2019年10月3日]

若手投手の成長が光る


 昨季イースタン・リーグでチーム防御率リーグワーストの「4.27」だったロッテ二軍投手陣が、今季はリーグ3位の「3.39」という数字を残し、佐々木千隼、土肥星也、小島和哉、中村稔弥、東妻勇輔といった二軍で技術向上を図った若手が夏場以降、一軍での登板機会を増やしていった。

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 ファームのチーム防御率が1点近く下がった要因について、小野晋吾二軍投手コーチは「本当はもう少し投げさせたい部分があったが、崩れる前に交代させていた」と前置きをしたうえで、「いろいろとあると思うけれど、左の3人、土肥、小島、中村が頑張ってくれた、しっかり投げてくれたというのがひとつ」と振り返り、ファームで9勝を挙げた土肥、夏場以降に一軍の先発ローテに定着した小島、フレッシュオールスターで優秀選手賞を受賞し後半戦は一軍でも活躍した中村を評価した。

 続けて小野コーチは「ただピッチャーはそれぞれ頑張ってくれた」と投手陣全体を労い、「若い子たちは、特に古谷だったり、原だったり、そういう選手たちもしっかり自分のモノを出してくれてはいた。これから来年に向けてしっかり土台作りをしていけたら」と来季以降のさらなる成長に期待を寄せる。

 去年から選手たちは考え方であったり、取り組み方で変化はあったのだろうか――。

 「そうですね。原に関しては危機感でもないですけど、リハビリ期間が長かったですし、投げられなかったこともあって、投げられる喜びを感じてやっていたところはあった。成田にしてもファームで50試合近く投げて、投げる体力、そういうところを磨くことができた。一軍でそっくりそのままやってもらわないと困る。そういう土台作りができたのかな」。

 そこには小野コーチをはじめ、技術指導に長けた清水直行氏(現琉球ブルーオーシャンズ監督)、大隣憲司二軍投手コーチの存在も大きかったといえるだろう。


小野コーチが伝えていること


 小野コーチは常々、ファームの投手陣に“一軍で勝ちに貢献できるピッチャーを目指していくこと”、“自分自身で考えて練習、試合に取り組むこと”を口酸っぱく伝えている。

 「自分で気づく、自分でなんとかしなければと気付ける選手になっていかないといけない。それを僕らが気付けるように導いてあげる。気づきを与えてられるコーチングをしたいと思っている。とにかく考えてなんでもできるようにしていきたいという感じです」。

 シーズンオフに入り、若手選手たちは自分たちで考え来季に向けてトレーニングを積んでいかなければならない。

 「自分でどうしていくべきなのかということに関して、まだまだ甘いというか、自主トレ期間はいくらでも甘えようと思えれば甘えられる。そこで自分でしっかり考えて、追い込んでいけるかがこの世界で生き残っていくのに必要なことだと思っている。周りが休んでいるときに、やらなければいけないという意識を高めていかないといけない」。

 「本当にこれからの期間はすごく大事になってくる。結構差がついてくる。オフの過ごし方というものを1回自分たちでできるように、指導しなきゃと思っています」。

 ロッテ浦和球場で行われた秋季練習中に、若手投手にシーズンオフの重要性をシーズンオフ前に話すと明かしていた。

 今季一軍に定着した種市篤暉、岩下大輝をはじめ、期待の若手投手が多いロッテ投手陣。ファームで過ごすことの多かった若手投手たちも、2月1日までにどれだけ成長できるか非常に楽しみである。

取材・文=岩下雄太
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