◆ 先行上映会で舞台挨拶

 DeNAは19日、チームに1年間密着し、選手たちの喜怒哀楽を赤裸々に映し出すドキュメンタリー作品『FOR REAL』の先行上映会を横浜ブルク13で開催。この上映会に山崎康晃投手と伊藤光選手が登場し、作品についての見どころや作成秘話などを語った。

 本編を見終えた直後、劇場を埋め尽くした約400人のベイスターズファンの前に山崎と伊藤光が登場。すでに「2回見ている」という山崎は、「昨年とは違う雰囲気。裏側の裏側まで見られる“FOR REAL”だと思います」と述べ、CSを逃したことで重苦しい作品になった昨季との相違点を口にした。

 一方、今回はじめて作品を見たという伊藤は「僕らにとってミーティングは日常だけど、ファンの人には普段は知ることのできない部分。選手が色々な想いで戦っているのがわかることはスゴい」と感嘆し、自身がオリックス戦でホームランを打った際の場面に触れ、「ベンチに帰ってくる場面とか、まさに“素の自分”でしたね」と笑顔で振り返った。

 山崎は印象的なシーンに「横浜高校の先輩後輩のいい関係性。微笑ましかった」と、筒香嘉智と乙坂智のやり取りを挙げた。

 ファンからの質問では、「筒香のあとのキャプテンは?」などの際どい問いかけに山崎は「光さんに1票!」と答えると、伊藤は「また記事になるやん」と突っ込みながら「個人的には生え抜きの方が…やれと言われればやるけど」としながら、「ヤスでいいんじゃないですか?」と、最後にはお互いの名を挙げ会場には拍手が起こっていた。

◆ 筒香に向けてエールも

 最後は伊藤がファンに向け、「皆さんのお陰で、僕たちは力をもらって頑張れました。来シーズンも熱い声援をお願いします」と感謝の言葉を述べ、山崎は「最後は悔しいシーズンとなりましたけど、また来年、日本一に向けて選手一同頑張ります」と決意を示した。

 囲み会見では、タンパベイ・レイズへの移籍が決まった筒香にも言及。山崎は「一緒にプレーさせていただき、大きな背中を見て、チームを引っ張る姿は本当に大きな存在感だった。後輩として色んな思いはあるが、チームとしていい報告ができるように」と語り、伊藤も「数字はもちろんそれ以上の存在感や発言力でチームをまとめていた偉大な選手」としながら、「ベイスターズ的にはゴウがいなくなっても、強くなって勝てるチームになければいけない」と、気を引き締めていた。

 シーズンオフとなり、野球に触れる機会も限られるなか、平日にも関わらず駆けつけた大勢のファンは、私服姿のバッテリーとの貴重な時間を満喫し、笑顔で劇場を後にした。明日から一般公開が始まる『FOR REAL』。ベイスターズファンでなくとも、野球ファンなら興味深いシーン満載なだけに、寒い冬にシーズン中の熱気と興奮を感じ取りに、劇場に足を運んでみてもらいたい。

写真・取材・文=萩原孝弘(はぎわら・たかひろ)

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萩原孝弘

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