出入りの激しい秋冬
最後まで楽天と3位の座を争いながら、最後は4位に終わったロッテの2019年。あと一歩のところでポストシーズンには届かなかったが、その悔しさを晴らせと言わんばかりに今オフは大暴れを見せている。
まずは何と言っても、ドラフト会議で“令和の怪物”こと佐々木朗希(大船渡高)の獲得に成功したこと。恵まれた体格から放たれるストレートの最速は163キロ。それでいてまだ成長途上という大器を、井口資仁監督のゴッドハンドが引き当てた。
つづけて、11月にはFA市場から先発投手の美馬学の獲得に成功。さらに争奪戦になった外野手の福田秀平も見事に射止め、“将来”だけでなく“来季”に向けた補強もバッチリ。2019年オフの主役として話題の中心に君臨した。
一方、INだけでなくOUTも話題に。つい先日は涌井秀章の金銭トレードでの移籍がプロ野球ファンに大きな衝撃を与え、立て続けにFA移籍に伴う補償として今季54試合に登板した酒居知史の退団も決定。FAを含めた楽天との取引は「実質4対3の大型トレード」とも称され、今オフ最大のトピックスとして注目を集めた。
2019年内のIN/OUTまとめ
【IN】
▼ 補強
<投手>
美馬 学
ジェイ・ジャクソン
小野 郁
フランク・ハーマ
ホセ・アコスタ(育成)
ホセ・フローレス(育成)
<内野手>
西巻賢二
<外野手>
福田秀平
▼ ドラフト指名
<投手>
佐々木朗希(1位/大船渡高)
横山陸人(4位/専大松戸高)
本前郁也(育1位/北翔大)
<捕手>
佐藤都志也(2位/東洋大)
植田将太(育2位/慶應義塾大)
<内野手>
福田光輝(5位/法政大)
<外野手>
髙部瑛斗(3位/国士舘大)
【OUT】
▼ 移籍
<投手>
涌井秀章 ⇒ 楽天へ
酒居知史 ⇒ 楽天へ
<内野手>
鈴木大地 ⇒ 楽天へ
▼ 現役引退
<内野手>
福浦和也
▼ 自由契約
<投手>
ジョシュ・レイビン
関谷亮太
島 孝明
阿部和成
ブランドン・マン
マイク・ボルシンガー
<内野手>
ケニス・バルガス
李 杜軒
大木貴将
<外野手>
伊志嶺翔大
※その後、現役引退となった選手も含む