ロッテの本拠地・ZOZOマリンスタジアム

 シーズン最終盤まで楽天と3位争いを繰り広げたロッテは今季、主催71試合における観客動員数が2018年の166万5133人を上回る球団新記録となる166万5891人を記録した。

 今年は本拠地・ZOZOマリンスタジアムは、外野席の手前に『ホームランラグーン』と呼ばれるエリアを設置。昨季までのフェンスの位置から最大で4メートル手前にフェンスがくることで、マリンでのチーム本塁打数も36本から72本と倍に増えた。球場イベント面でも、2015年からは「毎月ファン感謝デーの開催」をテーマに、月に一度“マリンフェスタ”を開催。試合前に選手たちのトークショーやサイン会などでイベントを盛り上げている。選手、裏方の努力があって、観客動員アップにつながっているといえる。

 河合克美オーナー代行兼社長は26日の今季総括会見で、「山室前社長の時代に黒字化ということをまず第一に挙げて、いろいろな活動をしてきて昨年ようやく黒字化した。どこに分岐点があるかというと観客動員数が昨年、今年と過去最多の動員になってきている」と話し、「あわせて飲食、グッズも全て前年を上回る形で毎年きている。ここを崩さずにお客様に見ていだたくということが、一番の売り上げ利益に貢献するということになると考えています」と分析した。

 観客動員数が伸びている一方で、チームは3年連続Bクラス。河合オーナー代行兼社長は「第一にはプレー。いつ来てもマリンの試合はワクワクドキドキして楽しくてということ。また、来ていただいたお客様にどれだけ気持ちよく、最近ですと野球を見るということだけでなく、グッズ売り場にいって、『今日は何を買おうか』という楽しみもあるだろうし、そこにどれだけお客様にそういったサービス提供ができたら」と語った。

 さらに河合オーナー代行兼社長は「親会社がお菓子会社といったところで、ファミリーにとっても楽しい球場になるために、どうしたらいいかというのを少しずつ始めている。ここは、さらに推し進めていきたいと思います。そういう意味では、間にオリンピックも入って例年とはちょっと違いますけど、今言ったことを心がけていけば十分に今季を上回ると思います」と自信を見せた。

 リーグ優勝、Aクラス入りを目指すマリーンズは来季に向けて、FAで美馬学、福田秀平を獲得し、元楽天のハーマン、元広島のジャクソンと課題のひとつだったリリーフ陣を補強した。種市篤暉、岩下大輝など近年高卒で指名した選手たちが、一軍でプレーし徐々に芽を出し始めている。球場イベントとともに、選手たちの熱いプレー、チームの勝利が増えることでさらにスタンドが埋まり、今以上にZOZOマリンスタジアムは魅力のある球場になっていくことだろう。

▼2005年以降のロッテ主催試合の観客動員数
05年:133万4014人
06年:134万9656人
07年:155万8430人
08年:160万1632人
09年:146万5189人
10年:154万6105人
11年:133万2815人
12年:123万9168人
13年:126万439人
14年:122万3915人
15年:132万2004人
16年:152万6932人
17年:145万164人
18年:166万5133人
19年:166万5891人

文=岩下雄太

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岩下雄太

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