佐々岡新監督の手腕に注目
前年まではセ・リーグ3連覇と圧倒的な力を見せながら、昨季はBクラスに転落。4位でシーズンを終えた広島。
今季からはかつてのエース・佐々岡真司新監督がチームの指揮を執ることに。生まれ変わったチームはもう一度、優勝争いに殴り込んでいくことができるか。大きな注目が集まる。
打線の救世主は“5年目の助っ人”?
そんな中、開幕直前の練習試合でド派手なアピールを見せたのが、来日5年目の助っ人アレハンドロ・メヒア。
ウエスタン・リーグのファンにはすっかりおなじみ、2年連続でリーグの二冠王に輝いた男であるが、外国人枠の問題もあってなかなか一軍定着とはならず。それでも、昨季は自己最多の56試合に出場して7本塁打と、ブレイクの兆しを見せていた。
そんな男が、先日まで行われていた練習試合で連日の猛打。全体2位タイの5本塁打に全体トップの15打点の大暴れで、新たな中軸候補として名乗りをあげた。
加えて、新助っ人のホセ・ピレラもしっかりと印象を残し、どうやら開幕は「1番」で迎える模様。
佐々岡カープの大きな改革、新打線は開幕から機能するのか。ここがひとつ大きなポイントになりそうだ。
ドラ1ルーキーに期待
投手陣では、ドラフト1位ルーキーの森下暢仁に注目が集まる。
明治大学からやって来た大学No.1右腕は、佐々岡監督が現役時代に背負った背番号「18」を継承。1年目からの活躍を誰もが期待している。
ところが、オープン戦では4試合・15イニングの登板で防御率4.20とややプロの洗礼を受ける格好に。練習試合でも、開幕前に弾みを付けたかった最終登板で4回9失点。味方の守備のミスも絡んだとはいえ、不安の残る内容となった。
それでも、広島の「大卒」「ドラフト1位」「投手」といえば、現エースの大瀬良大地や野村祐輔と同じで、身近なところに成功例が。
流れを受けてローテーション定着、ゆくゆくはエースへの階段を登っていくことができるか。1年目から目が離せない。
広島東洋カープ
監督・コーチ(一軍)
88 佐々岡真司(監督)
71 高 信二(ヘッドコーチ)
80 山田和利(内野守備・走塁コーチ)
75 廣瀬 純(外野守備・走塁コーチ)
83 朝山東洋(打撃コーチ)
91 迎祐一郎(打撃コーチ)
87 澤崎俊和(投手コーチ)
82 横山竜士(投手コーチ)
76 倉 義和(バッテリーコーチ)
監督・コーチ(二軍)
89 水本勝己(監督)
90 玉木朋孝(内野守備・走塁コーチ)
93 赤松真人(外野守備・走塁コーチ)
92 森笠 繁(打撃コーチ)
72 東出輝裕(打撃コーチ)
86 菊地原毅(投手コーチ)
74 永川勝浩(投手コーチ)
84 植田幸弘(バッテリーコーチ)
コーチ(三軍)
78 畝 龍実(統括コーチ)
73 小林幹英(投手コーチ強化担当)
投 手
12 九里亜蓮
13 矢崎拓也
14 大瀬良大地
16 今村 猛
17 岡田明丈
18 森下暢仁
19 野村祐輔
21 中﨑翔太
23 薮田和樹
26 中田 廉
28 床田寛樹
29 ケムナ誠
30 一岡竜司
34 高橋昂也
36 塹江敦哉
39 菊池保則
41 藤井皓哉
42 クリス・ジョンソン
43 島内颯太郎
46 高橋樹也
47 山口 翔
48 アドゥワ誠
52 鈴木寛人
53 戸田隆矢
57 田中法彦
58 DJ. ジョンソン
64 中村恭平
65 玉村昇悟
66 遠藤淳志
67 中村祐太
68 平岡敬人
70 テイラー・スコット
97 ヘロニモ・フランスア
98 エマイリン・モンティージャ
<育成>
120 畝 章真
121 藤井黎來
122 佐々木健
144 アルフレッド・メナ
捕 手
22 中村奨成
27 會澤 翼
31 石原慶幸
32 白濱裕太
40 磯村嘉孝
61 坂倉将吾
62 石原貴規
<育成>
123 持丸泰輝
内野手
00 曽根海成
0 上本崇司
2 田中広輔
4 小窪哲也
6 安部友裕
7 堂林翔太
33 菊池涼介
35 三好 匠
44 林 晃汰
45 桒原 樹
51 小園海斗
54 韮澤雄也
56 中神拓都
63 西川龍馬
69 羽月隆太郎
96 アレハンドロ・メヒア
外野手
1 鈴木誠也
5 長野久義
10 ホセ・ピレラ
37 野間峻祥
38 宇草孔基
49 正隨優弥
50 髙橋大樹
55 松山竜平
59 大盛 穂
60 永井敦士
95 サビエル・バティスタ
<育成>
124 木下元秀
まとめ
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