熾烈な定位置争い
西武の若手野手陣が17日に行われた紅白戦で躍動した。
2回表には、紅組の「6番・右翼手」で先発した川越誠司選手(26)が、白組の先発・高橋光成投手が投じた外角低めのボールをセンター方向へ弾き返す二塁打を放ち、チャンスメイク。すると続く「7番・三塁手」佐藤龍世選手(23)が、追い込まれながらも直球を左中間に運んで先制。前回の紅白戦でも活躍した2人が、この試合でも存在感を示した。
また、白組の「2番・左翼手」鈴木将平選手(21)も、新外国人のギャレット投手相手に低めの変化球をレフト前に落とす技ありの一打で打点をマーク。鈴木は第3打席にも一二塁間を抜く安打を放つなどマルチ安打を放ち、秋山翔吾選手の移籍により空いた外野の一角を狙うべくバットでみせた。
その他にも、紅組の「4番・一塁手」メヒア選手が2本のヒットを放ち、内外野を高いレベルでこなせる新外国人の「1番・三塁手」スパンジェンバーグ選手にも実戦での初安打が出るなど、ポジション確保を目指す各選手が首脳陣にアピール。今週末からは対外試合もスタートし、開幕スタメンの椅子を手にするためのアピール合戦は激しさを増していくことになりそうだ。