スチュワートは最速153キロの直球披露
ソフトバンクは20日、紅白戦を実施し、登録名を変更した育成3年目のリチャード選手(20)が2打数2安打1本塁打と活躍した。
白組の「10番・三塁手」として先発したリチャードは3回の第1打席で紅組の2番手としてマウンドに上がった高橋純平投手と対戦。2-0と打者優位のカウントから投じられたストレートをとらえると、打球はレフトスタンドに飛び込む2ランに。5回の第2打席では、同じ育成の右腕・重田倫明投手からセンターオーバーの二塁打を放った。
また、白組の2番手として登板したのが、全米ドラフトで1巡目指名を受けたことでも話題となったカーター・スチュワート・ジュニア投手(20)。キャンプA組の主力相手にどのような投球を披露するのか注目を集めたが、150キロ台の直球とカーブを中心に、2回を投げて3奪三振とアピール。打者8人と対峙して被安打1、与四球1、無失点ながら、四球で出塁した今宮健太に悠々セーフとなる盗塁を許すなど、課題も散見された。
紅白戦には、育成の左腕・岡本直也(23)や同右腕の重田倫明(23)、ルーキーの津森宥紀(22)といった若手投手も登板し、いずれも無失点に抑えた。