ボーアが攻守に渡って球場沸かす
○ 阪神 9 - 1 楽天 ●
<練習試合・宜野座>
虎の新助っ人に待望の一打が飛び出した。20日の練習試合・楽天戦に新外国人のジャスティン・ボーア選手(31)とジェリー・サンズ選手(32)が先発出場し、それぞれ対外試合初安打を記録した。
先に快音を響かせたのは「5番・左翼」のサンズ。3回の第2打席に右腕・石橋に2ストライクと追い込まれながら、アウトコースのスライダーを逆らわずに右方向へ。長い腕を伸ばしてバットの先で右前へ運んで来日初安打。ここで代走を送られ、この日は2打数1安打でベンチへ退いた。
一方、初回の第1打席に一ゴロで“初打点”を挙げていた「4番・一塁」のボーアは、5回表の守りで一塁線の打球を横っ飛びして好捕。直後の5回裏に迎えた第3打席で、右腕・釜田の速球を中前へ弾き返し、サンズに続いて来日後“初安打“をマークした。
リリーフ候補は無失点リレー
この日はサンズと外野のポジションを争う髙山俊に一発が飛び出すなど、活発な打線に注目が集まったが、4点リードの5回には新セットアッパー候補のジョン・エドワーズ投手(32)が対外試合初登板。最速150キロをマークするなど、力強いボールを投げ込み藤田、辰己、鈴木大を三者凡退に。
続く6回はこちらも新加入のロベルト・スアレス投手(28)が今季2試合目のマウンドに上がり、島内には速球、浅村にはスライダーで連続三振を奪うなど、1回を1安打無失点。ともに上々の調整ぶりを示した。
今季の阪神は外国籍の選手が8名所属しており、一軍出場4枠をめぐる競争は熾烈。この日アピールした4選手の他に、昨季4番も務めたジェフリー・マルテ内野手や、先発ローテ候補のオネルキ・ガルシア投手、ジョー・ガンケル投手も控えている。開幕時に誰が一軍4枠を勝ち取るのか…。オープン戦でさらに熱を帯びるであろう助っ人陣の競争に注目が集まる。
<スコア>
楽|000 100 000|1
神|300 221 001|9
<本塁打>
神:髙山(4回ソロ)
<継投>
楽:石橋、釜田、渡邊佑、ブセニッツ、シャギワ、宋
神:小野、馬場、エドワーズ、スアレス、岩崎、守屋、谷川
【阪神のオープン戦スケジュール】
2月22日(土)vs.中日[13:00・北谷]
2月23日(日)vs.広島[13:00・沖縄]
2月24日(月)vs.ヤクルト[13:00・浦添]
2月29日(土)vs.ソフトバンク[13:00・PayPay]
3月 1日(日)vs.ソフトバンク[13:00・PayPay]
3月 4日(水)vs.広島[13:00・甲子園]
3月 6日(金)vs.日本ハム[13:00・甲子園]
3月 7日(土)vs.日本ハム[13:00・甲子園]
3月 8日(日)vs.巨人[13:00・甲子園]
3月10日(火)vs.DeNA[13:00・横浜]
3月11日(水)vs.ヤクルト[13:00・神宮]
3月13日(金)vs.オリックス[14:00・京セラD]
3月14日(土)vs.オリックス[14:00・京セラD]
3月15日(日)vs.オリックス[13:00・京セラD]