開幕は3月20日、本拠地でのオリックス戦
楽天の開幕投手に決まった則本昂大投手(29)が24日、中日とのオープン戦(北谷)に先発登板。3イニングを2安打1失点(自責点0)に抑え、自身6度目となる大役に向け「万全の状態でマウンドに上がって勝てるように」と意気込んだ。
初回は安打、2回は四球でひとりずつ走者を出したものの、後続を落ち着いて退け無失点。3回は先頭の9番・根尾に右前打と盗塁を許したあと、自らの失策も絡み一死一、三塁のピンチを招いた。3番・福田の中犠飛で1点を失うも、最後は4番・ビシエドを右飛。3回43球、2安打1四球1失点(自責点0)の内容で今キャンプ2度目の実戦登板を終えた。
この日の登板内容については「シーズン中はやらないような配球にチャレンジできたので良かった」と納得の表情。2年ぶり6度目となる開幕投手に関しては「(昨年も)早い段階で選んでいただいたのに投げられなかった。今年は万全の状態でマウンドに上がって勝てるように」と意気込んだ。
三木監督は前日23日の練習中に、則本昂に開幕戦先発の旨を直接通達。この日の中日戦後に改めて「力のあるピッチャーだし選手会長でもある。開幕ももちろん大事だが、1年間しっかり投げてほしい」と期待を寄せた。
取材・文=上村祐作