ロッテのフローレス[撮影日=2020年2月13日]

◆ 昨年10月に入団テスト

 「自分ができることは限られています。100%の力を発揮して、それが認められて今ここにいるのかなと思います」。

 ロッテの育成・フローレスは昨年10月にZOZOマリンスタジアムで行われた入団テストを受験し、育成選手ではあるが、入団を勝ち取った。セールスポイントは、ツーシームとストレート。

 フローレスはインディアンス、ジャイアンツなど様々なチームでプレーし、「野球が大好きなので、野球ができる場所を探していました。日本の野球も体験してみたいと思ったのも理由だと思います」と、昨年はBCリーグの富山でプレー。富山では「日本の文化などを学びました」と、22試合に登板し、130回2/3を投げて、9勝7敗、防御率2.00の成績を残した。

◆ 日本と他国の違い

 アメリカ、メキシコ、日本などでプレー経験のあるフローレスは、日本と他国との違いについて「基礎がしっかりしていますし、テクニック、技術的なものもすごいです。あとはスピード感が溢れる野球がすごいと思います」と語った。

 そのなかでも、「コントロールがすごい大事だと思いましたね。コントロールミスすることで、日本のバッターのレベルが高いので、コントロールの重要性を学びました」と制球力の大切さを肌で実感した。

◆ 支配下登録期限は3月末

 育成選手のフローレスは30歳。育成契約初年度が26歳以上の外国人選手は、支配下登録選手になる場合、3月末までにならなければならないという決まりがある。

 他の選手たちは7月31日まで期限があるが、新外国人で30歳のフローレスには、支配下を勝ち取るまでの時間が限られている。

 「支配下になるか、なれないかは最終的に監督、コーチ、チームが決めますので、できることをやるだけ。支配下になりたいですけど、自分がコントロールできることだけは、しっかりやっていきたいと思います」。

 松本球団本部長は昨年12月23日の囲み会見で「(フローレスは)テストでクイックをみてくださいとクイックをアピールしたくらいなので、日本で成功したい気持ちをすごく感じた」と評価し、「年齢的にも30歳。育成は3月いっぱいというんですけど、そこで終わりじゃなしにそのまま育成でいきます。外国人も育てながら、戦力になるのであれば一軍でと今後は見ていきたいかな」との考えを示している。

 「怪我しないでということと、チームの優勝に貢献できるように何かやりたいなと思いますし、楽しみたいですね。野球は勝たないと楽しくないと思うので、勝つように頑張りたいと思います」とフローレス。“ジャパニーズドリーム”、大好きな野球を楽しむため、フローレスは今日も腕を振っていく。

取材・文=岩下雄太

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岩下雄太

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