守備機会は1度のみ
レイズの筒香嘉智選手(28)が現地時間26日(日本時間27日)、ツインズとのオープン戦に「5番・三塁」で先発出場。バットの方では2打数無安打に終わったが、メジャーで初めてとなる三塁の守備を無難にこなした。
オープン戦2試合で打率10割と絶好調の筒香。この日は三振と三ゴロで2打席凡退に終わり、打率は.500となってしまったものの、大きな収穫もあった。渡米後初めて「三塁」で試合に出場したことである。
かつて、横浜高時代は強打の内野手として鳴らし、メインのポジションは三塁。プロ入り後も当初は内野手登録で、本格的に外野手に転向したのは2014年のこと。それまではプロでも三塁を主戦場としていた。
また、昨季は正三塁手の宮﨑敏郎にアクシデントがあったことから、夏場からは三塁での出場が増加。実に5年ぶりの“復帰”ながら見事な対応力を見せ、計27試合で三塁を守っている。
この日は守備機会が1度だけ、良い当たりも飛んでこなかったが、実戦でより打者との距離が近い内野を守ることができたというのは大きなプラスとなることだろう。
あくまでも本職は外野、とはいえ、複数ポジションができて困ることはない。有事の際のオプションとして、オープン戦で試しておくというのはよくあること。開幕までの約1カ月、筒香が「どこで」起用されるのか、こちらも注目だ。