練習試合の走塁中に痛み
ロッテは27日、吉田裕太選手(28)が「左腓腹筋内側部筋挫傷」と診断されたことを発表した。
吉田は日大三高から立正大を経て、2013年のドラフト2位でロッテに入団した捕手。ルーキーイヤーから一軍で50試合に出場するなど、正捕手候補として期待をかけられていたが、田村龍弘との競争に敗れてその後は出場機会が減少。2014年にはキャリア最少の8試合まで一軍出場を減らしてしまう。
それでも、昨季は若き右腕・岩下大輝とのコンビが評価されて徐々に出場機会を増やしていくと、田村の故障もあって出番が増加。巻き返しが見られるか……と思った矢先、6月に左足の肉離れで無念の戦線離脱。最終的には悔しい形でシーズンを終えた。
今季はドラフト2位で強打の捕手・佐藤都志也が加入するなど、吉田にとってはまさに正念場。キャンプも途中から那覇に移る一軍部隊から漏れ、石垣島に残って逆襲のチャンスを伺っていたが、ここでも悲劇が襲い掛かる。
2月23日に行われた琉球ブルーオーシャンズとの練習試合で、走塁中に左のふくらはぎに異変。チームを離れて帰京した後、27日に順天堂大学浦安病院を受診したところ、「左腓腹筋内側部筋挫傷」との診断を受けた。
なお、ケガの程度や今後の予定など、詳しい情報は発表されていない。