積極的な仕掛け
▼ ロッテ 2 − 2 ヤクルト(ロッテ浦和)
ヤ|000 000 200|2
新型コロナウイルスなどの感染症予防に関して万全を期するため、無観客試合で行われたロッテ-ヤクルトの春季教育リーグ(ロッテ浦和)は、2-2の引き分けに終わった。
▼マリーンズスタメン
1(指)藤原
2(捕)佐藤
3(左)加藤
4(右)山口
5(三)細谷
6(一)香月
7(中)平沢
8(二)三家
9(遊)三木
先発:フローレス
打線は0-0の3回、二死走者なしから加藤翔平の安打、山口航輝の四球で得点圏に走者を進めると、続く細谷圭の2点適時二塁打で先制。8回以外は毎回走者を出したが、得点に結びつけることができなかった。
その理由のひとつとしてこの日は、積極的に盗塁を試みたことが挙げられる。得点には繋がらなかったが2回無死一、三塁から一塁走者の香月一也の二盗で、二、三塁と好機を広げれば、5回はいずれも盗塁失敗に終わったが加藤、山口が盗塁を試み、6回も平沢(盗塁成功)、細谷(盗塁失敗)が盗塁を仕掛けた。
フローレスが4回無失点
投手陣は、先発した育成のフローレスは初回を2つの三振を奪うなど、三者凡退に抑える立ち上がり。3回に松本友に安打を浴びたが、4回までに許した走者は松本友に打たれた1安打のみ。4回を1安打、4奪三振、0四死球、無失点に抑えた。
5回からは原嵩、育成のアコスタ、育成のサントス、大谷智久、成田翔が1イニングずつ投げた。育成のアコスタは、力強いストレートを武器にヤクルト打線をねじ伏せ、6回からの1イニングを0安打、1四球、無失点。貴重な左のリリーフとして期待される5年目の成田は、自身の悪送球で出塁を許したが、9回の1イニングをわずか10球、無失点という内容だった。
ヤクルトとの春季教育リーグ成績
【打撃成績】
(指) 藤原 2打数0安打
打指 植田 1打数0安打
(捕) 佐藤 3打数1安打
捕 江村 0打数0安打
(左) 加藤 4打数1安打
(右) 山口 3打数1安打
(三) 細谷 4打数3安打2打点
遊 茶谷 0打数0安打
(一二) 香月 3打数0安打
(中) 平沢 3打数0安打
(二遊三) 三家 3打数1安打
(遊) 三木 2打数0安打
一 宗接 2打数1安打
【投手成績】
フローレス 4回 66球 1安打 0四球 4三振 0失点
原 1回 16球 1安打 0四球 0三振 0失点
アコスタ 1回 13球 0安打 1四球 0三振 0失点
サントス 1回 14球 3安打 0四球 0三振 2失点
大谷 1回 11球 1安打 0四球 1三振 0失点
成田 1回 10球 0安打 0四球 1三振 0失点
文=岩下雄太