骨には異常なく
楽天は7日、松井裕樹投手(24)が「右手掌打撲」と診断されたことを発表した。
桐光学園高から2013年のドラフト1位で楽天に入団し、プロ7年目を迎えた左腕。昨季は自身初となるセーブ王のタイトルを獲得するなど、通算139セーブを記録している若き守護神だが、今季からは先発転向を目指して調整を続けていた。
オープン戦3度目の登板となった7日の中日戦。初回、二死三塁の場面で4番のダヤン・ビシエドを迎えると、ボール2から投じたチェンジアップが高めに浮いてしまう。弾き返された打球は自らに向かって一直線、松井はなんとか反応してグラブを出すものの、ボールは手首付近を直撃した。
内野安打となって三塁走者が生還、二死一塁となるも、松井は治療のために一旦ベンチへ。しかし、マウンドに戻ってくることはなく、0回2/3で降板となっていた。
試合後、静岡県内の病院を受診したところ、右手の掌の打撲という診断。今後は「状態を見て復帰を目指す」とのこと。
骨に異常がなかったのは不幸中の幸いで、開幕を目前に最悪の事態は回避している。