2020.03.11 14:00 | ||||
オリックス・バファローズ | 2 | 終了 | 4 | 中日ドラゴンズ |
京セラD大阪 |
立ち上がりは緊張も…
オリックスのドラフト3位ルーキー、村西良太投手(22)が11日に京セラドーム大阪で行われた中日とのオープン戦で、プロ初先発を務めた。ここまで中継ぎ要員として調整してきた村西だったが、開幕ローテーションの枠が埋まらないチーム事情も重なり、今回の先発登板となった。
村西は「緊張して体が思うように動かなかった」と振り返った初回に、先頭の大島洋平選手にレフト越えの二塁打を打たれると、続く2番・平田良介選手にもセンター前に運ばれ、先制点を献上。しかし、その後は「落ち着いて投げられたので良かった」と、4回まで走者を出さないピッチングで見事な立ち直りを見せた。
5回には下位打線に捕まり、スクイズや大島の適時二塁打などで2点を奪われたが、「5回80球、しっかり投げ切る」ことをテーマにしていた村西は、5回を82球、被安打5、奪三振6、3失点という内容でマウンドを降りた。
試合後、村西は「制球が悪かったけど、カットボールがコースに入って良かった。左打者に対し、カウントが悪くなるとバッター有利になってしまうので、ストライク先行でいきたかった。ツーシームが抜け気味で、ストライクとボールがハッキリしていたのが課題だった」と試合を振り返り、スタミナに関しては「まだまだ全然いけます」と問題がないことを強調した。
試合後、西村徳文監督は「先発させます」と先発起用を明言。「先発でも中継ぎでも開幕一軍を目指したい」と意気込んでいたルーキーが今後、どのような調整をしていくのかにも注目したい。
取材・文=どら増田