ロッテ・小島和哉[撮影日=2020年2月12日]

◆ 3回無失点

 開幕先発ローテーション入りを目指すロッテの小島和哉が、11日に行われた日本ハムとのオープン戦に、2番手として登板し3回を無失点に抑えた。

 1-3の4回からマウンドに上がった小島は、昨季課題にしていた左打者に対し、4回は石井一成を外角のストレートで見逃し三振、5回も宇佐見真吾を二ゴロ、西川遥輝をカットボールで空振り三振に抑えた。3イニング目となった6回に、近藤健介に左安、王柏融に死球を与えたが、石井をカットボールで2打席連続三振に仕留めた。

 小島は「今日は左打者に対して抜ける球が多かった」と反省し、「右打者にも抜ける球が目立った。そこは修正していきたいと思います」と次回以降へ向けて課題を挙げた。

◆ 自主トレからの成果は?

 小島はオフの自主トレでは「1年間投げるために下半身の力を意識して力を伝えることを意識してやっています」と話し、2月9日の楽天モンキーズ戦の登板後には「実戦は抑えることだけに集中しているので、動画を見て、修正だったり、整理したいと思います」と語っていた。

 実戦が本格的に始まってきた中で、下半身の力を意識した投球ができているか聞くと、「練習ではうまくいっていたんですけど、マリンで投げてみてマウンドの感触とかが去年と変わっているように感じました。自分が(マウンドに)合わせていけるようにしたいと思います」とのことだった。

 3回を無失点に抑えたが、反省の言葉、課題点を口にすることが多かった小島。2年連続で開幕先発ローテーション入りするためにも結果とともに、内容をあげていきたいところだ。

取材・文=岩下雄太

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