復活を目指すエース
巨人の菅野智之投手(30)が13日、東京ドームで行われている楽天とのオープン戦に先発登板。3回を投げて1安打、1奪三振で無失点の好投を見せた。
昨季はチーム2番目の11勝こそ挙げたものの、腰の不安からシーズン通してローテーションに君臨することができず、リーグ奪還を果たしたチームの中で不本意な姿を見せていた背番号18。復活を期す今季は構えたグラブをぐるりと回して投球動作に入る新フォームを試しながら、復活への歩みを一歩ずつ進めている。
迎えたこの日はオープン戦4度目の先発。初回は二死から島内宏明に対して変化球が内角に刺さりすぎ、死球となって走者を出してしまったものの、4番のゼラス・ウィーラーは148キロの速球で押し込み左飛。立ち上がりを無失点で切り抜ける。
2回には一死から銀次にうまくセンターに運ばれて初めての安打を許したが、つづく藤田一也は遊ゴロ併殺。味方の好プレイにも助けられ、注文通りのゲッツーで3つのアウトを奪うと、3回はわずか11球で三者凡退。涼しい顔をしてベンチへと戻り、予定していた3回の投球を終えた。
この日は3回を投げて42球、打者10人に対して被安打1に死球が1、奪三振もひとつで無失点と危なげないピッチング。1週間後の開幕は延期となったものの、「いつでも開幕OK」と言わんばかりの圧巻のパフォーマンスで首脳陣を安心させた。
巨人・菅野と開幕戦
▼ 2014年:勝
[シーズン成績] 23試 12勝 5敗 防2.33
▼ 2015年:勝
[シーズン成績] 25試 10勝11敗 防1.91
▼ 2016年:勝
[シーズン成績] 26試 9勝 6敗 防2.01
▼ 2018年:負
[シーズン成績] 28試 15勝 8敗 防2.14
▼ 2019年:負
[シーズン成績] 22試 11勝 6敗 防3.89
▼ 2020年:?
【3年連続6度目】